一般向けとして,月・天王星・海王星観望会が,いつもの吉野川河川敷にて開かれました。
 
※すみませんが,今回はデジカメの準備ができず,すべてテキストでのレポートです。あしからず。。。 
 
 9月も末ということで,日の入りもじわじわと早まってきており,開始時刻は,午後7時。またもめずらしく一番乗りはピッコロさん。15分前に到着ですが,まだ誰も来てません。
 早速,14cmマクカセをセットすることに。いつもはEM−10架台なのに,このときはより小型のスペースボーイ。というのもぎりぎりまで仕事をしていたので,荷物を出して積み込む時間がなかったのです。それで物置に組み立ててある小型赤道儀をそのまま出動。
 鏡筒をつけようかというときに,osakaさん到着。osakaさんも,実は寸前まで芋掘りの手伝いをしていたとかで,よれよれになっての到着。そんな理由で,いつものミューロン210ではなくて,pentax75小型屈折。
 望遠鏡はセットしたものの,しばらくしても誰も来そうになくて,もしや今夜は,自分たち二人だけ???とお互いに感じていたのですが,あれよあれよという間に,参加者は増えてきました。入会を考えてくれているという方をはじめ,某小学校の教頭先生やおなじみのご家族,学校の宿題ができてなくて,先生から「もう一度」のお達しをもらってのことと訪れてくれた親子連れ,他,総勢25名ほどの参加がありました。
 途中,仕事帰りに,ごんぞーさんが,そして小型機2台で寂しい感じのところに,40cmのドブを持ってダヤンさんが参加してくれました。

 最初のうちは,半月を観望。今頃の半月は高度が低く,黄色っぽい色をしています。それでも気流が落ち着いていのか,ずいぶんとシャープに見えていました。
 当夜は,薄雲に,普通の雲にと天候はあまり良くなくて,お題の天王星・海王星は苦戦が予想されていました。どちらか一つくらいはクリアしておかないと,申し訳ない気持ちがあったので,ペガススがやっとわかりそうな中,根性でみずがめ座を探しました。三ツ矢型も何とか見つかり,天王星の位置も確認。さて,本望遠鏡に導入と思いきや,またまた難敵出現。
 実は,導入しやすいようにと14cmマクカセに積み替えた正立ファインダーがちょっとくせものに変身。ファインダー脚に適合するものの,平行軸を合わせることができないのです。中央の十字線に一番近寄らせても,スケールの何もない所にきます。何か妙な使い勝手なんです。
 とかなんとか苦労しながらも,どうにか天王星導入。ところがまたもアイピースが5mmしかない。いきなり400倍。ピント位置が違いすぎる。赤道儀のセッティングをおおまかにしかしていないので,けっこう逃げてしまう。
 まあ,そんな状況で数人の方に見ていただけました。400倍になると,なるほど天王星も大きさがあるのがわかります。あとまあ輪郭がもっとくっきりしていたらバッチリだったのでしょうけどね。

 それから後は,M31やM57,アルビレオやいくつかの一等星,上がってきたばかりのすばるなどをみんなで見せてあげました。後半は雲がなくなるくらいの状況になったりと,曇り空を心配していましたが,なんとかもってくれました。
 参加してくださった会員の皆さん,ありがとうございました。
 次は,空がより澄み渡り,月明かりのないときにと話に出ていました。また希望がありましたら,お伝え下さい。


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2006年9月30日 一般向け観望会REPORT