恒例 一般向け天体観望会
 毎年恒例になっています,1月初旬の一般向け観望会ですが,あいにくの天候のためか,寒さのためか,一般の方の参加はなし。
 そりゃそうかもしれません。夕方5時過ぎまで,徳島市内はベタ曇り。望遠鏡を準備したものの,これはだめでしょうと感じて,玄関に起きっぱなしで,人間だけ会場の方に赴きました。
  外気温は7℃。さほど低くはないのですが,風がめっぽう強くて,体感気温は3〜4℃?
 osakaさん到着。
 ホットドリンクで暖をとっていると,コーチさん到着。実は一番乗りはFukudaさん,車からいきなり「こんばんは」。そして,ごんぞーさん到着。陸ちゃん,お久しぶり!Shimizuさんもお久しぶり!ちょっと懐かしい顔ぶれとともに,会員ばかり7名が勢揃いです。
 暗闇の中,
 「どうしますか?・・・・・・・・・・・・・・・???・・・・・・・・・・・・。」
 「どうしましょう?・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・?・・?・・・。」
 「・・・・・・・・・・・・・・・・。」
 優柔不断に支配される時間が流れていた中,コーチさんが
 「ちょっと撮影してみましょうか?」との,ありがたいお言葉。

 早速,機材の組み立てとなりました。
 いつものEM200に・・・と,見ていたら 何やら新しい鏡筒。ケンコー製SE200反射鏡筒のようです。激安鏡筒ですが,鏡面は非常に優秀で,眼視でもとても良く見えるとのこと。ただ,本体の作りが薄く,鏡筒バンドを締めると光軸が狂ってしまうほどだそうです。確かにいろいろな角度から見せてもらいましたが,鏡筒の底から直接鏡材の裏面が見えていたり,副鏡のサポートが紙のように薄かったりと,一見不安材料的に見えます。でも,そのことで鏡面が素速く外気温に馴染むであろうし,副鏡支持足による回折の影響も最小と,理にかなったものばかり。激安だけが長所ではなさそうな鏡筒です。
 さて,コーチさんがお手軽撮影テクの妙技をいくつか見せてくださいました。一眼デジカメをミニボーグ45に接続したまま,手際よい操作の元,あっという間にM42が撮影されていきます。そしてそれが,すぐにノートPCで確認できるのです。
 その後も,画像処理法の紹介から,ピントの合わせの方法,それぞれの機材の特徴と説明など,今回は,会員向け一眼デジカメ撮影講習会になりました。
 本当に,お手軽で(まあ,そこにたどり着くまでには多くの経験がものを言ってるのでしょうけど),短時間でかなりの画像が手に入れられるのには,びっくりしました。
 まだまだ教えてもらいたいこともたくさんあったですが,寒さの中,1時間ほどが限界でしたでしょうか。また機会をつくって教えてくださいね。
 この後,近くのお店でお茶をして帰りました。
 そこでもコーチさん撮影の素晴らしい天体画像をたくさん見せていただきました。フィルムカメラで同じものを得るには,ものすごい苦労が必要な画像ばかり。それが比較的簡単に撮影されていることは驚嘆に値します。最近のデジタル資材の進歩に驚くと共に,コーチさんの腕前の確かさにも拍手ですね。
 Osakaさんも一眼デジカメデビューは近いとのこと。地上画像もコーナーを作るので,HPのアルバム欄を賑わせてください。お待ちしております。

☆★
 最後に,次回,次々回の話も少し出ました。連休の頃の観望会,ペルセ(条件良)・・・。
 それから,2009年の皆既日食ツアー。ものすごい勢いで国内で観望ができる可能性が低くなってきています。あれこれと作戦を練っているところですが,会員のみんなで賑やかに遠征ができたら楽しいかなと考えたりしています。どなたか良いアイディアがありましたら,観望会の希望とともにお聞かせ下さい。


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