ペルセウス座流星群観観察会レポート 2010/08/12

 月明かりの影響のない最高の条件でのペルセウス座流星群極大の夜。
 でも,いつもお盆の期間中。皆さん,何かと用事があって忙しいときなんですよね。それに,直前まで台風4号の影響で,曇天が続き,当日も,印象的には無理っぽい感じ。晴れ間がありそうとの連絡があったものの,『開催決定』してからも,一向に晴れ間は拡がらず,夜食の買い出しにも足が重いまま。
 でも,Osakaさんの「いけそう」を信じて,準備を始めました。
 現地到着は,19時過ぎ。場所はヒルトップ天文台の上の駐車場。
 到着すると,一番東の端に一台の車が。近づいてみると,カメラを天頂に向けて撮影中。(まだ空は明るいのですが,シャッター音がしていました)当然,当会の誰かだと思い,挨拶に近寄ってみると,見知らぬ方。ぺこぺこと頭を下げながら,「ここで撮影してもかまいませんか?」と尋ねられました。一体,何を勘違いされていたのでしょうか。
 下のヒルトップ天文台の方では,高校生を引き連れた(会員の一人の)Mさんと,お世話役の(こちらも会員の一人の)Oさんが何台かの望遠鏡を設置していました。
 
 待つこと,十数分,ダヤンさんが到着。続いてOsakaさん到着。そして遅くなると予想していYagiiさんが意外に早く到着。
 この頃はまだ雲がけっこうあったのですが,みるみる消えて,きれいな星空がひろがってきました。
 なので,さっそく,寝っ転がる態勢づくりです。


 当夜の観察会の全景です。
 って,よくがわかりませんよね。ごめんなさい。
 まあ,雰囲気だけでもつかんでください。

 サマーベッドや,簡易イスを組み合わせたもの,それに580円の銀色シート等々。それぞれに空を見上げるのに楽なものを工夫しています。
 今回は,参加者の半分(2名がカメラ撮影ということで),いつもと違って,撮影会という印象がありました。
 左は,Yagiiさんの機材。Yagiiさんはプロのカメラマンさんです。ということは,機材は,そのままお仕事で使っている本物!
 
 リポーターが古いキスデジで撮影していると,感度の話になって,
 「感度はいくらですか?」
 「(ISO)5000です。」 ・・・
(◎0◎) ・・・→  <( " O " )>
 ・・・・・・・・・・・私は,400。
 フリーザ様とクリリンのパワーの違いを実感。(わかっていただけます??)
 技術の進歩は著しい。。。


       
( ̄〜 ̄;)??
 

 ということで珍しく,望遠鏡は一台だけ。
 ダヤンさんの25cmドブです。木星の縞模様が4本見えるとのこと。良い鏡ですね。
 こと座のM57や,アンドロメダ大星雲等の有名どころを案内してくれました。

 ところが,鏡面は優秀なんですが,ファインダーがおもしろくて,ファインディングにならない状況が発覚。や座が入らない。M27が入らない。3人が入れ替わり立ち替わり導入を試みますが,
 「方向としては,合ってる。」
 「ファインダー内の星が全部星雲に見える!」
 「視野は何度くらいあるのでしょう?や座は,どれ?」
 「双眼鏡では見えていますが。」
 ピッコロさんは,首が上を向いたまま固まってしまいました。「アリナミンVドリンク〜。」

 ムキになった3人。
 Osakaさんは,PCを武器にあれこれと乱闘,格闘,作戦開始。
 ピッコロさんは,撮影の方に逃亡。
 残ったダヤンさん,さすがです。
 「入りました。」
 導入完了。めでたし,めでたし。  
ヾ(^v^) ヤッタネ

 この夜は,車の出入りがたいへん多く,家族連れや若い人たちのグループなど,ペルセ流星群がかなり有名になってきているってことでしょうか。
 でも,ライトがこちらを向く度にシャッターを閉じなければなりませんでした。
 レリーズの差し込み口がどこだったか忘れてしまうほど,長期間使っていなかった古い一眼デジカメ。
 星野撮影も,もしかしたら,しし座流星群以来(?)かなというリポーターが撮影した『夏の大三角と天の川』が左の画像です。画像処理なんて,ほとんど何をしたらいいかわからないので,レベル補正をしただけ。それとサイズ縮小したら,どっと荒れてしまいました。

 でも,この夜は,こんな感じで天の川が本当にきれいに見えていたことのをお伝えできればと思います。
 双眼鏡で,はくちょう座あたりから,いて座方向まで流していくと,M8やM20,M7,M22,M17なんかがすごく大きく明るく,10倍4cmの小型の機材でも非常に良く見えました。
 
 市内では,好天の下で市民の多くが阿波踊りで元気にやっているだろうって頃。耳元には,阿波踊りのよしこのの賑やかな音声が聞こえてきそうです。そんな中,下界を離れ,静かな山の高原で寝っ転がったまま,天頂から南まで大きく雄大に伸びる天の川を眺めているのは不思議な感じだなと,ふと思ってしまいました
 さて,ペルセ観望会といえば,ラーメン。
 午後10時をまわった頃だったでしょうか。ラーメン隊長Osakaさんから
 「ラーメンしましょうか。」の発声。

 お世話役が用意したのは,無難にと,味噌,醤油,とんこつの3種。カップと割り箸,おなべ,お手ふき等は完璧です。
 ・・・・でもね,本当はね もう一つ用意していた物があるんです。
 ナイショにしておこうと思ったんですけどね,言っちゃいました。
 そのね,用意した物ってのはね

 
              胃腸薬。。。 
 (  ̄ー ̄) フフッ
 そんなことは関係なく,ひたすら参会者のために,美味なラーメンを用意しようと暗闇の中,文字通り,暗躍する我らがラーメン隊長の勇姿。

 彼が今宵,隠し持っていたのは,コーンフレーク@ノンシュガー(バージョン)ではなく,
コーンフレーク
@シュガー。    (((((((( ;゚Д゚))))))))ガクガクブルブル
 ※ちなみに,ノンシュガーは品切れだったとのこと。

 やっぱり,胃腸薬は正解だったかな。。。
 ところが,あっさりと
 「大丈夫ですよ,食べてはいけないものはありません!」という自信満々の隊長の一言。

 「斬新なアイデアはないので,ひさしぶりにラーメン in コーンフレーク・ノンシュガーやりますか?」とは,計画段階での隊長の発言。
 そう,これは予定通りの行動だったのです。
 でも,斬新なアイデア。。。とは一体???

 写真は,予想以上に大量に投入されたコーンフレーク@シュガー(バージョン)。
 ちょっと,そこのあなた,お味を想像できますか?
 ところが
 「うん,意外にいけますよ。」
 「はい,おいしいです。」
 「本当に,いけるかも。」



             
ヽ( ̄▽ ̄)ノ   



 ちょっと待ったぁ〜。あまり好評を得てしまうと,その,あの,「斬新なアイデア」に火が付いて,取り返しがつかなくなります。だけど,この恐怖感を誰も感じることのないまま,皆さん満面の笑みで完食。


 今回の参加者は,ダヤンさん,Osakaさん,Yagiiさん,ピッコロの4人でした。市内では,相当な量の雲が見られ,早々にダメだと判断された方もいたかもしれませんが,もう少したくさんの人が参加しても良かったかなと感じました。※だって,おにぎりとラーメンと水が余ってしまったんだもん。
 今回初参加のYagiiさんは,単独で天体写真の撮影にあちこち行ってるとのこと。いつもは一人で寂しく感じることもあるのですが,今回,何人かで一緒に食べたり活動したりできたのがとても楽しかったとコメントをいただくことができました。
 そして,ペルセウス座流星群についてはというと,到着後しばらくはほとんど見られなかったのですが,そのうちぱらぱらと飛び始め,個人的は20個以上30個未満の流星を見ることができました。今年のペルセ,少し数が少なかった?かな・・・。 撤収は午前1時。皆さん,お疲れ様でした。
 では,また次回のイベントをお楽しみに。


 
※ペルセ観望会,神山開催支部(参加者一名)Oさんからの報告です。
 「ペルセ」は自宅の庭での観測になりました。きれいに空が晴れてましたね。天の川もくっきり見えて 本当にきれいな星空でした。
 12時半過ぎから2時半くらいの間に18個。途中 寒くなって服を着に部屋に入ったり,毛布を取りに家に入ったり,寝転がっていたので・・・うとうとしたり・・・,観察できたのは1時間半くらいだったと思います。
 とりあえず 自宅からの観測報告でした!

 

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