『依頼天体観望会』 2011/07/02

 月見が丘海浜公園関係の方から依頼を受けての天体観望会。

 実は,ここで開かれる観望会で最初からスッキリと晴れたためしがありません。海沿いだから?たまたま?まあ今回は梅雨の最中での観望会ということで,計画の段階から雨の公算が高かった。そんな状況にしては,青空が見えていた方だと言えます。
 午前中からも頻繁に天気予報をチェックしていましたが,やっぱりはっきりしません。ただ,晴れ間はありそうだとふんで,実施決定。
 Osakaさんの予報では,「もやがかかるけど晴れてきます。」とのこと。
 Osakaさんの予報通りに開始予定時刻の午後7時の時点では晴れ。でも空が明るい。まだ7時ですから。そんな理由からでしょうか,まだお客さんは一人も来ません。
 待つことしばし。
 ほのかに暮れかかってきたかなというときにYamaさんがSkySensorで土星を導入。まだ,どの望遠鏡でも捉えることができない状況にあって,とても俊敏な技です。お見事。
 リポーターはというと,そのYamaさんの機材(20cmシュミットカセ)が向いている方向と高度をまねして,My機材を振り回してみました。すると,ファインダーでスピカをゲット。少し西へ振ると土星が入ってきました。よしよし今回は順調。
 すかさず倍率を上げました。気流の状態はまずまずで,明るい空をバックにくっきりとした土星が見えています。

 それから公園の担当者の方が何度か園内放送をしてくれて,コテージに宿泊中の人とか新聞を見て来た人とかが集まってきました。
 20人くらいだったのでしょうか。望遠鏡を覗く人は熱心で,あと一回,あと一回と何度も覗いていく人もいました。さすが土星は人気者。他の天体とは格が違います。

 望遠鏡は,ダヤンさんの25cm反射,OsakaさんのPentax7.5cmED屈折,yamaさんの20cmシュミットカセグレン,リポーターの10.6cm屈折の4台。これくらいの人数にはちょうどよい台数かもしれません。
 土星以外には,M57,こと座ダブルダブル,おとめ座ポリマ,はくちょう座アルビレオ・・・が導入されていました。
 その後は,これもOsakaさんの予言通りに雲が出始めて,8時を過ぎた頃からどんどん広がり,そのうち全天で星は確認できなくなりました。
 
 
 参加協力していただいたのは,Osakaさん,ダヤンさん,yamaさん,陸ちゃん,研究員さん(ご夫妻),モンタさん,トールさん,ピッコロさんの8名と新入会候補のKさんでした。


 ではまた,次の機会に。 

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