依頼観望会(広野)  2012/07/27

 鳴門に続いて,神山町広野にある保育所から依頼されての観望会です。以前にも一度同じ場所で開催したことがありました。
 概ね晴れの様子ですが,薄雲がベールのように一面に広がっていて,すっきりと晴れるといった様子が見えません。
 初めて参加する会員さんたちの中には,保育園児?!そんな小さな子大丈夫かななんて不安で一杯の様子。
 
 
 開始時刻は午後7時半頃から。それまでにスイカをたっぷりといただきました。ごちそうさまでした。
 観望対象は,そんな小さな子どもたちが中心ということで半月と土星。肉眼で見えている月を早々に導入しますが,薄雲のせいで何ともコントラストが良くありません。開始までには,シャープに晴れるといいのですが。
 さて,その予定時間がきました。
 子どもたちは30名ほど。一列に並んで,ていねいに挨拶をしてくれました。
 今夜の子どもたちは,走り回る子も,望遠鏡にいたずらしようとする子どもも少なくて,大人の注意を良く聞ける賢い子が多かったかなあ。
 
 望遠鏡で月を見る子どもたちの反応はというと
『おっきい!』とか『ぶつぶつがいっぱい』といったものが多かったですね。保育園児に天体って難しいのとちがうかなあと感じていましたが,意外や意外,一生懸命に覗いている子どもたちが目立ちました。
 また,子どもたち以上に保護者の人も興味深く見てくれて,コントラストも良くないのに,
『こんなにクッキリ見たのは初めて』と何人かの方から言われました。
 でもやっぱり注目株は土星です。
 
『シールみたい』・・・久々に聞いた反応でした。その土星には一番に長い行列ができました。
 月,土星以外には,はくちょう座アルビレオを見せることができました。色の対比はできたでしょうか?
 夏の大三角の案内もできました。
 
 
 参加協力者・・・・・Osakaさん,ダヤンさん,のぶりんさん,kumaさん,Ogawaさん,トールさん,ピッコロさんの7名でした。
 ある意味,案内役のプロだったりする依頼観望会初参加のトールさん,今後とも新戦力でよろしくお願いします。
※お仕事でお忙しい中,お疲れのところ,また遠いところ来てくださり,本当にありがたく感謝しながら過ごした日でした。
 子どもたちも保護者も,きっと初めてのぞく望遠鏡。喜んでくれたし興味をもってくれていて良かったです。
 わが家の近所に保育園児がいるのですが,そのおばあちゃんが来ていました。声をかけたら「すごいんが見えるけんって,およめさんが迎えにきてくれたんよ」と目を輝かせながら話してくれました。およめさんが,おばあちゃんにも見せてあげたいって思ったんでしょうね。これまた嬉しくなった日でもありました。
 でも・・・望遠鏡のメンテナンス,皆さん大変だっただろうな・・・レンズ他,大丈夫だったでしょうか,心配もしつつ・・・。

<お世話役をしてくれたOgawaさんからのお礼メールより>
 

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