『星見ませんか?』声かけ観望会 2013/05/04



 観望会が企画観望会と声かけ観望会の2本立てになってきています。企画観望会は,観望会係さんの企画・計画(?).。声かけ観望会はどこかの誰か(誰でもOK)が言い出しっぺで開催。
 今回は,大型連休ということもあり,多少の距離はいいでしょうとのことで空の暗い場所での開催となっていきました。
 案がいくつかあがりましたが,結局,南阿波サンラインの駐車場。
 思い返せば1999年,しし座流星群極大の夜,晴れ間を追いかけて,車を連ねながらそこへ行った記憶があります。そのときはずいぶんと遠かった印象がありました。
 ところが,
日和佐道という無料の高速道路が福井・・日和佐の間に開通されていて,快適この上なし。感覚的に本当にあっという間に到着みたいに思えました。
 

 日和佐の道の駅を20時集合としていたので,言い出しっぺさんは19時前に到着。近くのうどん屋さんで夕食を摂り,コンビニで買ったおまんじゅうをお行儀良く歩きながらぱくついていました。(がっつりとごんぞーさんに見られていたかも)


 ということでごんぞーさん,kumaさんが到着してました。そこへ,もるさんも合流。最後はダヤンさん到着で道案内もしてくれました。
 


 場所はこんな感じの所。車はけっこう数多く止めることができます。
 到着時の空の状態はかなり良くて,とっても期待が持てました。
 到着後そそくさと,各自く,機材のセッティング開始。
 ※ごんぞーさんは,剣山を挟んで正反対側から参加してくれました。

 ごんぞーさんの大砲,MEADE製30cmシュミットカセグレンです。
 三脚の一本が小口径の屈折望遠鏡みたいな。。自動導入時は『ウィーン』とうなりながら鏡筒を向けていきます。まるでロボットのような機材です。
 以前に,この機材とPCと星図との連係プレーで冥王星を探して,見事導入に成功したことがありました。でもそのときは視野内にある冥王星の横の☆を冥王星だと勘違いして認識してしまってました。それでいつかはリベンジをと。
 今宵も不可能ではない位置に冥王星があります。自然と『冥王星』の声も挙がりましたが,結局は空の状態がついていっていないためダメだろうということで今回はアタックはなし。
 到着時はとても良かった空でしたが,しばらくして下降傾向が見られ,水蒸気が多いのかもとかPM2.5のためだとか,いろいろと解説されていました。今年に入ってもうこの場所へ6回も来ているダヤンさんの談話によると『(今宵は)良いときの半分くらい』だそうです。
 やっぱり。。残念。

 ごんぞーさんは自動導入で,M天体やら理解不明のNoがついた
謎の天体を次々と見せてくれていました。


 そして最終段階には,CCDカメラ経由でPCの画面にリアルタイムで球状星団を映し出してくれました。
 実際に望遠鏡を覗くよりも一粒一粒がよくわかった感じでした。
  こちらは, ダヤンさんの新鋭機で当会最大口径機。

 
55cmドブソニアンです。

 アイピースに目をもっていくのに使うハシゴも今までのものとは全く誓います。
 これはまるでハーシェル望遠鏡?!
 従来機よりも+15cmということで,別次元のイメージだそうです。

 今回もいろいろな天体を見せてくれましたが,
M13は星数を数えることができますと言えるほど。
 NGC4565なんかもすごいイメージです。
 その他も,かみのけ座の系外星雲の群れのすごいこと。適当に筒を動かしても,(雲状に)
あちこちに銀河系外星雲が見えてました。
 久しぶりに脳裏に焼き付いてしまいました。
 
 

迫力の大きな鏡。
 
   口径10.6cmF6.5屈折です。ピッコロさん毎度の小口径機代表。
 集光力は全く不足していますが,シャープさとコントラストでは負けないつもりです。
 青とオレンジの二重星プルケリマなんかは屈折の独壇場です。きれいな回折リングの重なり合いがきれいです。

 この夜は土星から導入してみましたが,前々日に市内の自宅から見た土星の方が遙かに良く見えました。
 今夜は輪郭がソフトな感じの土星で,カシニの空隙もぱっとしません。

 あと M65,M66,NGC2903等の小口径機でも何とかなる星雲を入れてみましたが,やっぱり迫力に欠けます。小さいです。
 
kumaさんを悩ませたソンブレロ星雲(M104)も見ていただきましたが,コントラストがいいものの小さい。暗黒帯は見えてるはずですが,暗黒帯の反対側が集光不足で見えてない。結果,全部暗黒帯・・・かな?
 M57もボンヤリ。
 ただM13だけはシャープで,立体感良く,けっこう数を数えることができました。





 
   少々遅れて到着したものの,その後,存在感を消してしまって,気配を感じさせないOsakaさん。
 そうなんです,めずらしくというか『初』? 写真撮影中。
 その成果もあって,
見事な火球の撮影に成功!!!
 ※この画像は「掲示板に掲載してくれています。

 機材の方は,いつもと味付けが違っていて,2本載ってます。
 7.5cm屈折といつもの21cmミューロンです。
 自動導入ではなく星図片手に,孤高の世界に入って(?)遠い星雲を次々と狙っていました。
 まさしく,星雲ハンターですね。キャーかっこいい。
 いいですね,本当に楽しそうです。
 
 

 もるさんも,独自の撮影の世界に入っていました。
 観望よりも,撮影。
 機材はGP2架台に載せたNikonD800フルサイズの他にレンズも本格派。
 バッテリーが切れるまで気合いの入った撮影が続けられていました。

 ※撮影画像は,ぜひアルバムの方に掲載してくださいね。
 
   

 天の川も高度を上げてきていましたが,それほど見栄えはしません。上画像は30度ほどに上がってきた夏の大三角と天の川です。暗黒帯がくねくねにはほど遠いイメージでした。。

 今回の参加者は,kumuさん,ごんぞーさん,もるさん,Osakaさん,ダヤンさん,ながやんさん,kiriさん,とーるさん,ピッコロでした。
 ながやんさん,次回はぜひ秘蔵の8cm屈折をお持ちくださいね。それか新機種リサーチでしょうか。
 
 次回はいつ頃にしましょうか?ご希望お聞かせください。
 それでは,みなさん,また次の機会に。 

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