ふたご座流星群観望会 2017/12/13

 
↑ 観望場所へ向かう途中です。気温の低さゆえ?車のライトや街灯りがくっきり。透明度の良さが伝わってきます。

 
久しぶりの,ふたご座流星群観望会です。しばらくは,条件が良くなかったことや寒すぎたことがあり,正規には計画されてなくて,ふたご座流星群を見に行きましょうという会合は,本当に久しぶりです。
 場所は,県南と勝浦町とで迷ったあげく,印象的に徳島県の真ん中に近いかなっていう感じで,勝浦の方で決定。まあ,車はゆったりと止められるし,トイレも近くにあります。車で3分でコンビニまで行けます。多少,民家等の灯りがあるものの空自体は,まあまあの暗さという場所です。

 今季のふたご座群は,極大が14日の午後3時頃。ピーク時に関しては,条件は良いとは言えませんが,深夜まで月明かりの影響がなく,平日ということもあり,早い時間帯の観察と限定したら,条件的には良い部類に入ります。ただ,13日の夜がいいか14日の夜がいいのか悩ましいところではありました。
 結局,Osakaさんからの『13日の方が,流星数の上では期待できます』との情報を元に,13日夜に決定。
 ところが,ところが前日よりパワフルな寒波が襲来。
 その前日も,徳島市南部に位置するリポーターの職場から南の空を見ていると大川原高原方面は雪が舞いまくり
 風もけっこうあって,13日夜は厳しい寒さの中での観望会になるかもなんておびえてました。県南遠方より『参加します』との声をいただいていた会員さんもいて,遠くから来てくれるのに,(天候上の悪条件のために)短時間で終了なんて申し訳ないかなあなんてことも考えてました。
 それでも,快晴情報はあちらこちらから聞こえてきます。ふたご座流星群についても,
 『今夜からですよね?』
 『市内だと,どれくらい見えるんですか?』
 といった問い合わせが職場でも頻発。報道されていることもあるのでしょうか,関心度は思った以上にありそうでした。13日夜も,普段星に興味のない方から,全然別件(猫いりませんか?みたいな)でメールをもらっていたのですが,そのメールの最後に書かれていたのは,『今から流れ星を見に行きます』とのことでした。


 さて,当日は可能な限り仕事を早めに切り上げて,現地に向かいました。
 到着は,19時半過ぎ。駐車場付近には車が2台。流れ星見来た人かなあなんて思いながら,横を通り過ぎて予定の東方面の空き地に向かいました。
 すると,突然ある人影が近づいてきて,
 『こんばんは。○○です。』


                                        
(゜▽゜;)  ナント!


 Syuan
(会長)さん!!

 『100年ぶりのごぶさた〜 じゃありませんか!』

 感激のあまり,一瞬固まってしまいました。そして,駐車場にいたのは,Syuan会長と阿南からお越しのヨネさんとそのお友だちでした。さっそく,自販機の照明の影響の少ない東側に移動してもらって合流。
 しばらく雑談した後,芝生の上にマットを広げて寝っ転がる観望態勢に入ります。
 そこへKumaさん,Osakaさんも合流。

 下は,そのあたりの様子。
 私は銀マットだけでしたが,ヨネさんは断熱シートの上に,座椅子をセット。この座椅子,すごくいいアイディアですね。コンパクトで傾きも自在。厚みもあるので,下からの冷えを遮断します。来年はこれをもって来ようかなって思いました。
 
 Syuanさんとは,しばらくは人工衛星や観測装置の話で盛り上がりました。こういうのも本当に久しぶりです。
 BSGCには,月一程度で行ってる他,いろいろと活動されているらしく,元気そうで喜ばしい限りでした。今夜も,自動撮像装置を持ち込まれていて,聞けば聞くほどうなってしまうほど。
 3.2mmのほぼ魚眼レンズで星々の動画を撮影。かなり暗い星まで写っています。GPSソフトとの連携で,流星が飛んだ時刻も確定できるそうです。
 ただ,寒さゆえなのか,ときどき言うことを聞かない場面も・・・。

  
 その後は,流星観望会らしく,きちんと寝っ転がってじっくり観察。
 『あっ 飛んだ。』
 『1等よりも明るいですよ。』
 『暗い。』
 『短い。』
 『おーっ!』
 等々,いつもの反応が続きます。中には,シリウスよりもかなり明るい流星もあったみたいです。
 
 思った以上に,風もなく(外気温は2℃ほどですが)快適。星々のちらつきも少なく,透明度もかなり良い空。たまに雲が広がることもありましたが,概ね快晴。これだけ良い空ですから,予想以上に流星数をカウントできそうでした。
 
 リポーターは,20時半,翌日の仕事のために一番手で撤退。本当は翌日休みをもらって,もっと遅くまで見ていたかった。そんな空と流星群の見えた夜でした。
 下は,Syuan会長がキャプチャーした画像から,いくつか選んだ流星の静止画像です
 個人的に,きちんとカウントしていたわけではありませんが,19時半過ぎ〜22時半までの3時間のうち,実際寝転がって見上げていた2時間弱の間に,33個の流星を見ました。この中には,ふたご座群ではない散在流星(これがけっこう多かったかも)を含んでいますが,久しぶりに流れ星を堪能できた感じがありました。
 ※リポーターが撤退した後,小さなピークがあったと知らせてくれました。その後の小一時間で20個は見えたとのことです。
 また,アンドロメダ座大星雲も,肉眼で大きく広がって見えていました。ペルセウス座の二重星団もきちんと見えていました。望遠鏡を持ってきても良かったなあと,つくづく思うほどの星空でした。

 当観望会への参加者は,Syuanさん,ヨネさんとそのお友だち,Kumaさん,Osakaさん,ピッコロでした。
 今夜は,悪天候でダメだろうなって,撮影用の機材も持ち合わせていませんでした。星空のも流星の写真もありません。
→Syuan会長が画像を届けてくれました。
 

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