月見が丘海浜公園依頼お月見観望会
2018/10/20


 毎年秋に開催の,恒例の月見が丘海浜公園でのお月見観望会です

 
 
 昨年も・・・でしたが,ここでの観望会は,晴れに恵まれる確率が高くありません。
 Osakaさんによると,(すぐ近くの)海面からの水蒸気が冷やされて雲がどんどん生じてるらしく,北寄りの風があると特にそれが顕著だとのこと。確かに,この日は西高東低の気圧配置に近い状態にありました。それにしても,ここでの勝率は高くありません。気持ちの半分以上は曇るのかなあという構えがありました。
 何とか望遠鏡を覗いてもらうことができたのは,開演前の準備中のとき。このときは木星も見えていたり月もしっかりと顔を出していました。
 通りがかりの人や,開演に遅れて来た人たちがうまく覗いていくことができたのかもしれません。

 
 はじめに☆の話をしてほしいとの依頼があり,観望会で見る予定の月,火星,土星の紹介をしました。参加者はけっこういて5〜60名はいたでしょうか。皆さん,熱心に耳を傾けてくださいました。説明の後,休憩タイムになったのですが,このときに近くにいた参加者さんたちから『星を見させてもらいに見に行こう』と席を離れる人が数多くいたように感じます。星の説明は15〜20分と言われていたのですが,プログラムが早めに進んでいたこともあるのですが,気持ちの中では『たぶん,雲べったりかな』と思っていたので,せめて天文イベントの印象を強めておこうかなと30分ほど長めの話にしてみました。
 そして,予想通り外はベタ曇り。期待して出てもらえた人たちからは『あ〜雲・・・』という落胆の声もたくさん。
 もちろん残念と思う気持ちはいっぱいですが,こればかりは・・・。

 それでも,途中途中,わずかな雲の切れ間から見えていた月,火星を見せることもごくわずかな時間でしたがありました。また,ほとんど雲がなかった北東の空にあったすばるは長時間見せることができてました。
 中には,そのほんのわずかに見えた月面に,『超楽しい』と喜んでもらえたお母さんもいました。どうも,子どもさんに買った小さな卓上望遠鏡を持ってきていたのですが,そのお母さんも子どもの頃に小さな望遠鏡を買って見ていたとのことです。うまく天体を導入できないと話していたので,手順を教えてあげると,『やってみます』と目をキラキラさせてくれていました。


 あまりある時間でしたが,ちょこっと望遠鏡操作実習でmorimotoさんが赤道儀操作を初体験。遠くの街灯やカペラを使って導入体験。そのうち月も導入できるようになりました。すごいですね。また次の機会はお任せしますね。

 
 
 並べられた機材は上の通りです。雲に覆われても自動で追いかけてくれるのは頼りになります。小さな口径が並ぶ中での20cmという大口径は頼りになります。すばるなど倍率を上げないで見ることができる双眼鏡や小口径は振り回しやすいです。いつも何か新しいアイディアを見せてくれているダヤンさんは,100均素材で制作したファインダーを5cm自作鏡筒に載せていました。
 今回,一人の小学生高学年の女の子が触りたそうにしていたので,(7cm屈折とスペースボーイ型の赤道儀を)自由に使っていいよと伝えてみました。景色を入れるのかと見ていたら,筒先を上げて,なんと星を導入。『いっぱい見える』と喜んでいまいた。
 
 
 
 この夜の,参加協力者は,Osakaさん,Yamaさん,のぶりんさん,morimotoさん(とその友だち),ダヤンさん,ピッコロの6名。
 お世話になりました。
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