レトロな15cm屈折赤道儀 
 
とりあえず画像を見て下さい。15cm屈折望遠鏡です。モノは五藤光学製。
 
  実はですね。この望遠鏡,山川少年自然の家のドームに設置されている天体望遠鏡です。今回業務柄,山川少年自然の家に行ってきました。そしてわずかな時間でしたが,ドーム内の望遠鏡を操作させていただくことができたので,紹介しておきます。※一般の人でも利用は可能なようです。
 
  

 この望遠鏡,昭和51年製造。ということは1976年ですから,今から28年前のモノ。
 口径は15cmでFは15。昔の大口径アクロマート屈折の標準的なモデルです。
 
  さて見え味は,です。その前に見えた天体は雲越しの四日月だけ。それも厚い雲をよけながらでしたから,十分な観望とはいきませんでした。
 視野の中に見える月ですが,う〜ん 何と言えばいいのでしょうか。確かに良く見えています。クレーター内部の詳細な様子も良くわかります。でも10cmクラスのアポクロマートの方が良く見えるかも・・・。
 それよりもこの存在感!こちらの方が好印象です。ドームは自動ではありませんが,モーター駆動で開閉します。でもですね,ボタンを押すと『ガッガァー!』と,うなりを上げて動きます。ちょっとビックリ。赤緯微動は手動です。赤経微動の逆行は良い動きですが,順行は微動停止で待っていなければなりません。その微動も
『ゴォワァーン』
てな感じで動きます。目がテンになりそうでした。
 アイピース等のオプションは,2個だけ古い五藤光学製のMHがありました。あとはタカハシの旧型のオルソです。

 天候さえ良ければ,木星なども観望したかったのですが,どんどん厚い雲に覆われてしまって,ほんの半時間程度のお遊びでしたが,ちょっと面白かったです。
 
   

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