火星観望会以来,やっとできた観望会。でも1月の観望会にはあまり良い思い出はありません。参加者が少ない!吹雪が舞う!もちろん寒い!・・・ と浮かんでくるのは悪夢ばかり。
 3日は昼間っから思いっきりの快晴。新聞にも案内掲載されましたし,メールの届かない会員さんには案内年賀状を出しました。これで予想してるよりは来てくれるかな?淡い期待を込めて望遠鏡を積み込みました。
 
 近い人ほど,到着はぎりぎり。これはいけませんね。(反省)いつのも吉野川河川敷,開始時刻10分前には,10名ほどの人影がありました。良かった〜。
 でも暗くて目が慣れてくるまでは誰がいるのか良くわかりません。
 ところがすぐにosakaさん陸ちゃん,発見。長年のお付き合いがあると,シルエットでわかりますね。osakaさんはいつものミューロン210のスタンバイを進めています。火星像はイマイチだったそうですが,
土星はかなりの切れ味です。これは以前覗かせてもらったときから同じ印象。 『モーター付けないの?』と気になる部分をつついてみたのですが,返事は『ウェイトが先決。』とのこと。確かに青い小さな鉄アレイがくっついていました。耳のような感じでかわいいんだけど。。。個人的にはやっぱりモーターが先じゃないかと・・・・・。手慣れた操作で手動ガイドをこなしてはいましたが。指先モーターは職人芸。
 で,すぐ横に見慣れない方が一人,ビクセンのSPD赤道儀を組み立てています。???誰かな?まあ後で挨拶してみよう。
 
   
 
 きょろきょろ見回していると友達を連れてodaさん来てくれてるじゃないですか。お供はPENTAXの100SDUF屈折&EM10。土星にはあまり向かない鏡筒ですが,低倍率を生かして星雲星団巡りを考えているのでしょうか。ツチノコと愛称のある写真撮影専用の筒っぽですが,確かに太短い。でも振り回すには超お手軽ですよね。おかきの差し入れもありがとうございました。観望会のときのおやつっていいですよね。昼間のときよりも味が倍増するものです。

 さて良く見回すとなんだか火星観望会のときのような望遠鏡の並びになっているような気がしてなりません。南北に数台の望遠鏡が続いているからでしょうか。
 引き続き,あちこち見回り(?)をしていたら,yamashitaさんが来てくれていました。防寒装備は万全ですね。
 しばらくしてみると,先ほどのSPD赤道儀には,シュワルツの15cm屈折が載せられていました。この機種を見るのは初めてです。さすがに15cm屈折というのは存在感がありますね。黒光りしていて迫力があります。持ち主はkagawaさん,新入会員さんです。まだ望遠鏡操作には慣れていないとのことですが,これからも観望会に参加して使い倒してくださいね。入会ありがとうございました。さてシュワルツの見え味ですが
カシニの空隙が良く見えていました。土星では色収差はほとんど気になりません。
 
 ミューロンの向こうには,yamaさんがシュミットカセグレンを準備していました。なんと今回は双眼視装置付き!入力された星像を二つに分割して覗くものです。ですから同じ焦点距離の同じアイピースが2個いります。目幅を合わせてじっくり見せてもらいました。やっぱり両眼で見るというのは楽です。ところが自分自身を良く観察すると,両眼は開けているのですが,見てるのは片方の眼。このことは一緒に見ていたkumanoさんから言われて気がつきました。kumanoさんするどい!自分の場合は,視力に差があって,ピントが合ってる方の眼で見しまってるという感じ。これは個人個人に合わせた設定が必要な装置ですね。でもでも非常に楽に見られました。この楽さが本当に心地いいんです。
 
 参加者は,会員も含めて35名前後。会員外でのリピーターの方も数名おいでました。また各望遠鏡をデジカメで撮影して回ってる方もいました。どうするのでしょうか?
 さて今回の観望会は参加者は少ないものの,いつもの観望会とはひと味もふた味も違っていました。それはどうしてでしょう?そうなんです。
BGM。会員のmorimiさんがお母さんとお友達を連れて参加してくれていたのですが,そのmorimiさんはオカリナの名手!腕前はプロ級。というわけで演奏をお願いしてしまいました。そのお友達もオカリナの名手で,お二人とも快く演奏を引き受けてくれました。そこからはいきなり星空とオカリナの夕べ「いい日旅立ち」,「大きなのっぽの古時計」に「コンドルは飛んでいく」・・・観望会のイメージが変わりました。すばらしい演奏でした。聞き手が少ないのが残念。もったいないけど,こういう観望会のおいしすぎるパターンは初めて。また弾きに来てくれるそうです。うれしいな,拍手!
 
 さて観望会の報告の方にもどりましょう。
 今回一番北に陣取ってくれたのは,
当会の巨砲ダヤンさんの40cmドブソニアンです。この望遠鏡で月明かりのない夜に星雲星団めぐりしてみたいですね。少し暖かくなったら定期的に観望会をされるそうです。皆さんも参加させていただきましょうね。
 
 と,いきなり後ろにkobayashiさん登場。あれっ?MT−200がありません。いそがしいのと体調が少し良くないからとのことだそうですが,わざわざ顔を見せてくださってありがとうございました。あの20cmの見え味は最高です。土星観望にはもってこいだったのですが。春過ぎたらゆっくりできるそうですから期待しましょう。
 同じくウッチーさんも都合がある中をかけつけてくださいました。脇町からと一番遠い所をありがとうございます。10cmフローライト屈折の出動はなかったですが,あの高コントラストの安定像は他の望遠鏡と見比べる価値が大いにあります。こちらも次に期待しましょう。
 
 さて光軸調整中のミューロン180ですが,今回も端っこに陣取りです。最初こそリクエストに応えて土星・月を入れていましたが,他の望遠鏡でも同じものを導入してるので,こちらはM(36か37か38・・・すみません,判別できませんでした)にM78星雲を観望。けれど月明かりが強烈で見応えがまるでありません。方向転換してオリオン座大星雲・トラペジウム,リゲルの伴星などを見ました。予定では小惑星ケレス(セレス)を見ようと位置確認をしてきていたのですが,鏡筒は向けられないままでした。でもまあ光軸が幾分修正できて,土星のキレも良かったので満足としておくことにしました。
 
☆★今回の観望会の参加者数は,一番多い頃で35人。(火星観望会の時と比較はできませんが)こんなもんかな。やっぱりもっと大きく宣伝できる手段があるといいのですが。まあリピーターさんがいたのは収穫でしょうか。
 今回の参加者メンバーはosakaさん,陸ちゃん,odaさん,yamashitaさん,kagawaさん,yamaさん,kumanoさん,morimiさん,ダヤンさん,kobayashiさん,うっちーさん,ピッコロ(順不同)の12名でした。メンバー参加数は過去最高に近い!集まった望遠鏡は,(北側より)自作40cmドブソニアン,セレストロン20cmシュミットカセグレン,タカハシ製ミューロン210,シュワルツ製15cm屈折,Pentax100SDUF型10cm屈折,タカハシ製ミューロン180の6台。後で,いつものようにお茶して帰りました。皆さんお疲れ様でした。
次は会員だけの観望会で2月という話が出ています。

☆☆<お詫び>デジカメのストロボが発光せず,morimiさんたちの演奏風景,シュワルツ15cm屈折,ミューロン180の画像がありません。スミマセンです。

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