<恒例>新年観望会2010/01/09

 恒例の真冬の観望会です。リポーターは,気合いを入れて40分前に到着。黙々と機材を組み上げようとしました。ところが大きめの三脚を持ってきたのですが,
ネジの径が赤道儀の架台部分と合わず,取りに帰ったり。。。
 でもまあ提示には観望会が始まってました。
 ところがしばらくしても,会員の3名以外には誰も来る気配がありません。
 
 「明けましておめでとうございます。」
 「今年もよろしくお願いします。」
 ・・・・・・・・
 「次は60cm以上にしたいなぁ。」
 「○△□・・・・・・・・」
 「誰も来ないね。」

 「この鏡面精度はいいですよ。」
 「○△□・・・・・・・・」
 「人,来ないね。」

 「経緯台にしたんだけど,こちらが扱いやすいですね。」
 「○○□・・・・・・・・」
 「本当に来ませんね。」
 
 「梶が森の天文台は・・・・・。」
 「△△□・・・・・・・・」
 「来ませんね。」

 「鏡,洗ったんですけど光軸が少し違ってるかな。」
 「□△□・・・・・・・・」
 「来ないので,もう解散しましょうか。」
 「そうですね。」
 「次は・・・・・。」
 
 今回,観望会デビューしたのは,ダヤンさんの3号機。
 ホースシュー赤道儀式望遠鏡です。
 ※詳細は『愛機のコーナー』をご覧ください。

 比較的小型に感じる機材です。覗くのに脚立はいりません。写真のとおり,しゃがんでOK。見た目にも従来のダヤンさん制作のタイプとは感じが違っています。デザイン的には洗練された印象で,カッコいいです。
 鏡面は,比較的安価な25cm反射鏡筒のを流用しているとのこと。
 鏡面はかなり優秀といううわさのモノです。

 この夜は,あまり風もなく雲もほとんどなく良い天候だったのですが,覗く人が少なくて,あまりあちこちの天体に向けられることはなかったのです。

 でもね,左画像を見てください。天候が良いのに傘を片手に観望中の様子です。これは斜鏡部分の遮光がまだということで,街の光を拾ってしまい,コントラストが低下してしまうのを防ぐための応急処置だそうです。
 何となく不思議な光景。(゜▽゜;)



 その25cmドブに装着されたNewアイテム。
 ハイペリオンズーム接眼鏡。
 8mm〜24mmまで使えるズームで,なかなかの使い勝手が良くて性能も良いのだそうです。
 こちらは,いつものOsakaさんのミューロン210です。
 でもよく見てください。いつもと違っています。
 
 おわかりになりますか?
 見つけた人はスゴイ。

 そうです。経緯台になってる!
 Osakaさん曰く,
 「経緯台の方が,本当に扱い安い。」
 確かにそうです。高倍率で追尾しない限り,写真撮影をしない限り,観望中心の場合,絶対に経緯台が扱い安くて楽しい。
 そして,ミューロンの鏡面ですが,何と筒から取り外して(水で)洗浄したそうです。
 おかげで,筒先から覗き込んでもピカピカ。きれいです。
 ただ少し光軸が違ってるみたいで,恒星像を見てみると焦点の内外でズレが少しあるようです。
 まあ,許容範囲内とのことみたいです。

 20cm超は,やはり大口径です。この明るい空の下でも,M42の入り組んだ様子が良く見えていました。
 午後6時半には到着していたのですが,三脚に大きなものを持ってきたらスペースボーイの架台にネジ径が合わず,ネジを取りに帰ってきました。おかげで10分遅刻。

 きっとみんなは大口径で高倍率が多いだろうと,18倍広視野アイピースを準備。
 M42を入れてみましたが,双眼鏡的な視野。でも市内の空が明るくて,空の暗いところで見たのとは全く比較にならないイメージでした。
 新しい橋がかかったら,この場所での観望は月惑星だけになるかな。

 参加者は,ダヤンさんとそのお友達,Osakaさん,ピッコロの4名でした。
 寂しい感じで,望遠鏡を組み立てただけで終わっちゃった感じでしたが,まずは今年第一回目の観望会となりました。
 解散前に,次の観望会の相談を少ししましたが,次の観望会のターゲットは?
 
  ・接近中の火星が見たい!
  ・環の広がり始めた土星を見たい!
  ・○○の方面で観望会をしてほしい!
  ・望遠鏡を買ったけど使い方がわからないので教えてほしい!
  ・□△の天体が見たい!
 といったリクエストがあれば,
遠慮なくお伝えください。みんなで楽しめる時間が増えていけばいいなと思います。
 
 

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