鳴門市リサイクルセンターより依頼の『天体観望会』 2013/07/31
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おなじみの鳴門市リサイクルセンターから依頼の夏の天体観望会です。 スタートは20時ですが,気象予報ではまだ雲が多く,21時を過ぎないと雲が薄くなってくる状況ではありません。実際の星空も到着時は,一面の雲で,わずかにアークトゥルスが見えているかな程度の微妙な星空。 せめて土星が見えたらと,双眼鏡やらファインダーやらで捜索探索。 肉眼では全然見つけられません。 そうこうしているうちに,あちことで土星導入完了。 『じゃあ,そろそろ上がってもらいましょうかぁ!』 とりあえず,土星観望開始。 今宵は,20cmシュミットカセグレン2台,11cmマクストフカセグレン,10.6cm屈折,7.5cm屈折の5台が並びましたが,どれも土星が導入されました。 リポーターの機材は10cm屈折でしたが,雲越しであることもあり,倍率を上げることができません。 覗いていく多くの方からは 『ちっさ・・!』 『ご飯粒みたい!』 そんな反応ばかり。。。まあ本当に小さいんだから仕方ない。 でも,たまにだまって長らく覗き込んだまま 『う〜ん・・ ・ ・ ・ ・ ・・ ・・・。』 みたいなのがあったりすると,なぜかホッとしますね。見てくれているんだって感じで。 『土星までジャンボジェットの全速力で140年くらいかかるほどの距離にあるんですよ。』 って言ってあげると素直に驚いてくれる子どももいました。 他にも 『へぇ〜 本に載っているのといっしょ!』 とか 『向こうの望遠鏡で見るのと傾き方が違うんですけど・・・?』 と,いろいろな反応がありました。 さすが観望会の主役です。 その後,どの望遠鏡でも土星を見終わった後,別の天体が導入され始めました。 リポーターは,ベガ付近の雲が少なかったこともあり,こと座ε星(ダブルダブルスター)を導入。でもまだ気流が乱れていたり雲越しであったりで,倍率が140倍ほどまでしか上げることができません。 そのためあまりクリアに分離できません。 『明るい☆が2個見えるでしょ?』 『はい。』 『2個に見えるけど,実は左も2個で右も2個,合計4個なんですよ。すごく接近しています。じっくり見ていると,ひょかっと見えたりしますよ。』 『・・・・・・・』 『左は縦に2個,右は横に2個,接近して見えてるんですけど。』 『・・・・・・・』 そのうち, 『見えたぁ〜!』 と確認できた人は,予想以上の超絶反応。 そうなると,負けじと意地でも見てやろういう態勢に入る人が出てきます。 そんなこんなで,見えた率は5割弱といった感じだったでしょうか。 みなさんも,機会があればどれくらいわかってもらえるか確かめてみてください。経験者はもちろん軽く見えるとは思いますが。。。 その他の望遠鏡では,M57やM13,ベガ,アークトゥルスなどに向けられていたみたいです。 反応はどうだったかなぁ。。。 この夜,望遠鏡を覗いてくれた参会者の方からは,質問が多かったり,じっくりと覗いてくれたり,望遠鏡によって土星の見え方が違うと指摘してくれたりと,ずいぶんと熱心な方が多かったような印象でした。 あまりここでの晴天率(勝率)は,良くないみたいですが,思いっきりすっきりくっきりの状態の下で見てもらいたいですね。 |
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参加協力者はOsakaさん,ダヤンさん,yamaさん,のぶりんさん,陸ちゃん,くまさん,ピッコロの6名,お疲れさまでした。