『月見ませんか?』観望会 2014/01/12



 ダヤンさんが定例的に声かけして開催してくれているお月見観望会です。
 ちょうど半月に近い頃の土曜日の夜,月見会として声かけしてくれています。ただ今回は昨夜の土曜日が雲が多かったために一日延期。
 場所は北島町民体育センター隣接する場所。
 外気温は5℃。風もなく思ったよりは寒くないかも。そのかわり月明かりを差し引いてもあまり透明度は良くありません。月見日和そのものです。

 ダヤンさんの所持されている機材の中ではお手軽部類のものです。
 もう詳細の紹介は必要ないと思います。

 双眼視は,目幅,ピント位置などに個人差があるため,万人に同じ設定で望遠鏡を覗いてもらうわけにはいきません。
 交代する度に,個人に合った調整が必要になります。

 でも,調整が完了したら見え方は異次元の世界のものになります。
 この鏡筒の口径は25cmですが,きちんと双眼視ができれば40cm級の見え味になるとか。

 また,ダヤンさんからの55cmドブソニアンについてお話の中で,
 『この間,馬頭星雲が何とか見えました。』
 
   
w(°0°)w

 『トラペジウムは6個,7個見えたときもありました。』
 『オリオン座大星雲なんて本当に見事ですよ。』

 
 (◎-◎;)

 なんて聞かされて,思いっきり覗いてみたい気持ちになりました。
 この夜は,木星,月面,リゲル,M42といった明るい天体にしか鏡筒は向けられませんでした。
 木星は倍率が低めなために,大赤斑が見えてるかどうか確証が持てない状況もありましたが,縞模様の色合いもコントラスト良く見えていました。
 月面は,双眼視の元では球体に感じられます。大口径で月はまぶしすぎるくらいですが,”月を見ている”という印象でした。
   eishowさんが持って来てくれた本当にお手軽機材です。
 FS−60Q。
 口径6cmのフローライト屈折に,専用のコンバージョンレンズで長焦点化されたもの。これでF10の長焦点になっています。
 短焦点のFS−60Cでは高倍率性能はイマイチですが,各収差が補正されて焦点が伸びた本機では本当にシャープに見えます。

 組み立てから観望まで,ほんの数分。
 高コントラストな見え味も含めて,お手軽観望に最適な機材ですね。 
   アイピースはNikon製NAV。
 広角視界とシャープさ,コントラストの高さと相まって,気持ちの良い月面でした。木星も6cmという口径ですが,『きちんと』見えていて,『ぱっと見』では,25cmに負けてないイメージだったかもしれません。

 今回の参加者は,ダヤンさん,eishowさん,くまさん,もすかさんとピッコロの5名でした。
 新入会員のもすかさん,はるばる鷲敷から1時間以上かけてお越しいただきありがとうございました。望遠鏡で天体を見るのは初めてとのことでしたが,いかがでしたでしょうか?また,機会があれば参加してくださいね。それに鷲敷の方で良い観望場所があれば紹介してくださいませ。 

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