
月見が丘海浜公園関係の方から依頼を受けての月面Ｘ観望会。　本当は，こんなのがありますよと月見が丘公園さんの方に，観望会係さんのアイディアをお伝えしていたものです。今年は，ほとんど全てと言っていいくらいに観望会は悪天候に阻まれていました。　そして，そんな連続した観望会の敗走記録が鳴門市の観望会でやっと終止符が打たれ，それならもう一回と挑んだ感じでもあったこの観望会でもありました。　　さて，その月面Ｘなるもの。リポーターはまだ（意識して）見たことはないものです。ちょっとだけワクワク感がありました。何を差し置いてもタイトルが謎めいてカッコいいじゃないですか。　その不思議そうなタイトルにつられてかどうかわかりませんが，月見が丘公園さんの方には３３名の申し込みが来ていると聞きました。夏休みの同じような観望会イベントでは簡単に，定員の５０名に達して，キャンセル待ちとのことでしたが，さすがに今回はそこまではいかなかった様子。　上に，初めの全体会の様子や観望会の様子を掲載してあります。　全体会の写真は，まだ全員が集まっていない状況ですが，定時をきていたので担当の方が始めてくれました。小学生くらいのお子さんたちも多かったのですが，最初に月の説明的紹介をしているときは，うなづいたりメモを取ったりする人も数名いて，熱心な感じだなと思っていました。最後には質問もありました。　　案の定，観望会が始まってからも，あちこちで質問が出ていたみたいです。　その月面Ｘの方はというと，本当に見事にＸに見えています。初めて見るリポーターは，けっこう感動。でも，覗いてくれる方の一部にはどうしても見つけられない人もいて，『見えた！』と言ってもらえるまでに，かなり時間がかかった人もいました。どちらかというと倍率を高めにして，中央に大きく見せてあげた方が受けは良かった気がします。　自動導入機能のある望遠鏡では，月面Ｘ以外に天王星も導入して見せてあげていました。　その他にも，アンドロメダ座大星雲，すばる，アルビレオ，ペルセウス座二重星団，ベガ，こと座ダブルダブル，火星，ミザール等々を見せてあげていたみたいです。　覗いてくれた方たちの感想からは，『やっぱり月面が一番迫力がありますね』とか『月面Ｘが良く見えて良かった。』『いつも見えているわけではないんですね。見えて良かった。』というものがありました。けっこうしょぼいテーマかと正直思っていたのですが，反対でした。けっこう好評だったようです。　観望会終盤には，何人かの小学生やお母さんたちがスマホで月面撮影に挑戦する姿が見られました。中でも，月面Ｘを見事中央に配して月面アップ画像の撮影成功を収めた女の子は，本当にうれしそうで終始笑顔を見せていました。良かった良かった。　人数はそこそこでしたが，月しか見るものがほどんどない状況の中，かなり長時間滞在して，談話，撮影，観望してくれていた姿に，この観望会は盛況で成功だったかなと感じるところでありました。　おめでとうございます。『やっと２勝目』です。　　参加していただいた会員の皆さんは，Ｏｓａｋａさん，ダヤンさん，海の男さん，ｙａｍａさん，のぶりんさん，ピッコロの６名でした。ご協力ありがとうございました。

帰宅してから，西に傾いた月面を撮影してみました。かなり高度も低くなり，隣の建物の縁にかかるくらいで気流の影響がバリバリでした。上の画像中の○内の部分が『Ｘ』ですが，この時点で月面Ｘは，かなり崩れかけの状態です。時刻は２３時前のもの。今夜の観望会が始まる直前には，まだ『Ｘ』らしい姿にはなっていませんでした。そして終了も予想外に早い。この月面Ｘって，けっこう賞味期限は短いんですね。あらためて感じました。
この夜は，けっこうな数の望遠鏡が並びました。以下，準備された機材たちです。



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