秋の観望会・撮影会@潮吹岩展望台
2015/09/19
シルバーウィーク初日に企画の秋の観望会・撮影会です。 久しく南方面で開催していないこと,空の暗さ,新しく入った会員さんの行きやすさ,等々考慮して美波町潮吹岩展望台での開催を企画しました。 天気予報では,どの情報も『晴れ』。夜は☆マーク。テレビでも『高気圧に覆われ・・・』と。観望会係さんからも『降水確率0』とのお話。天候に関しては問題ないでしょうと思ってのこの日でした。 ところが,,, まずは早く到着していないとと思って,リポーターは7時に到着。この時点で,うろこ雲が空一面にべったり。三日月も雲間から顔を見せたり隠れたり。風もけっこう強く寒いです。 雲は退くかなあと心配しながら,おにぎりを食べてボンヤリ。あっそうそうトイレのチェックもしておかないと。ドラキュラさんが出たらたいへんです。(意味不明の方はTopicsの記事を読んでください) そのトイレですが,床も壁もきれいに掃除してくれていました。天井を見るとツルツル。ドラキュラさんの気配も残っていません。良かった。 そうこうしてるうちに,ヨネさんとそのお友だちが到着。 ヨネさんの経営する牧場は,ここ潮吹展望台からわずか7〜8kmのところにあり,直線距離ではすぐ近くとのこと。でも道が良くなかったりするので,国道,県道を回ってきましたということです。しばらく,望遠鏡の話やちょっと昔の天文現象のことをお話したりしてました。ヨネさんが住んでる椿町も空はかなり良いはずです。また近くに手頃な観望場所があれば教えてくださいね。潮吹展望台よりも近くであれば行きやすいし。 それにしても,雲がうじゃうじゃ。 しばらくすると,Osakaさんとはるぼんさんが到着。はるぼんさんは潮吹岩展望台までの道筋に少し自信がないとOsakaさんに先導をお願いしての到着です。Osakaさんの『8割の運転で来ました』に,『必死でくらいついてきました』とのこと。はるぼんさん,がんばりましたね?!,お疲れさまでした。疲労感は特に感じられなかったので,『もう道順は覚えました?』と尋ねてみたら,『ダメです。』でした。 でも,土曜日なのにお仕事が遅くまであり,終了後すぐにかけつけてくれてありがとうございました。 それにしても,うろこ雲がのいてくれません。 でも,雲間からきれいな星空も見えたりしてきています。ここで,ちょっと機材の心配。 実は今夜は,みなさん大き目の望遠鏡を持って来てくれるんだろうなと思って,リポーターが準備したのは7cm屈折機。小さめの鏡筒と低倍率で星雲星団を広い視野で見せてあげようかなとの策略でした。でも,低倍率&広角のアイピースを机に置き忘れてしまって,赤道儀の電源も置き忘れて。。。皆さんの夜食にとおにぎりやお茶の準備に走り回っていて,いろんなものを積み忘れてしまったんです。 ヨネさんはFC100をお持ちですが,今夜は持って来られていません。 Osakaさんに,『機材は?』と尋ねると 『今日は持って来てません。』 ''((;°°)~ そんな手持ちぶさたの状況に,Osakaさんがスカイアトラス等の星図や『見る物(天体)リスト』を出してきてくれました。 そしてプチ星空談義。 |
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Osakaさんの星空解説; 『☆の名前にはアラビア語が使われることが多いんですよ。』 デネブ,アルタイル,ベガ等々の意味を説明してくれます。 『でも,アラビア語って意味わかりにくいですよね。ラスアルハゲとか意味不明。』 すると 隣ではるぼんさんが 『はげ?!』 と,そこに反応してくれます。 『ラスアルゲチとかラスアルハゲは,ひざまづく者の頭とかへびつかいの頭とかとか意味だったと思います。』 すると,また 『はげ?!』 なかなかの楽しい反応です。 |
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しばらくして,ごんぞーさんが到着。ごんぞーさんは穴吹から。ほぼ徳島県を半周しての参加です。それだけでも,本当にスゴイ。 で,『ごんぞーさん,機材ある?』 『持って来てますよ。』 (@^∇^@) 30cmの大筒です。調子を尋ねたら,不具合箇所はほったらかしだけど自動導入は大丈夫ですとのこと。 良かった,これで晴れてきた場合には何とかなりそうです。 またしばらくして,小夏さん,Saoriさん,麒麟さんが同乗して到着。フットワークの軽い3人さん,なんとなく来てくれそうな気がしてました。 おかげで,人数も増えてにぎやかになってきました。 続いて,のぶりんさんも到着。 『のぶんりんさん,今夜望遠鏡ある?』 『いえ,撮影と思って,カメラと赤道儀だけです。』 (>_<) |
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10時が来ました。 せっかく遠いところまで来てもらって,今夜はこんな感じ,仕方ないので解散しましょう・・・ではちょっと寂しいので,やっぱり望遠鏡を出してみようかなと。 のぶりんさんが赤道儀を持って来てくれてるので,リポーターの小型屈折を乗っけたら何とかなりそう。 所有者別の機材が協力態勢に入ります。 小型7cm屈折鏡筒とビクセンSXD赤道儀の合体。鏡筒があまりにも軽すぎて,ウェイトの必要がありません。シャフトの重量だけでバランスが取れます。 とりあえず,雲間の☆が見えている方向に鏡筒を向けます。 まずは,重星アルビレオ。3等と5等の二重星で,黄色っぽい星と青緑っぽい星のペアです。31倍と,ちょっと倍率は低いですが離角が大きな重星だけになんとかなりそうです。 続いてM27。こぎつね座のあれい状星雲。低倍率でも,コントラスト良くくっきりと見えてます。。途中,Osakaさんが準備してくれた双眼鏡も使ってみながらの観望も見られました。 そんな感じで,M31アンドロメダ座大星雲,ペルセウス座二重星団,M15ペガスス座球状星団と,距離感に統一性のない天体を見境なく導入していきます。 だって,雲間があるところあるところに望遠鏡を向けるしかないのですから。 そしてM57こと座のドーナツ星雲。これが倍率を上げられなくて意外に難敵。なかなか,確認できない方が何人か出てきました。やっぱりこういう天体は大口径のものですよね。ただ,これがそうかなって一旦理解できると,あとは心眼で穴の空いた様子も見ることができるはず? そして気がつけば,東の空にカペラも見えてきています。夜空は次第に秋から冬の天体に。M45すばるも低倍率できれいに観望することができました。 それにしても,のぶりんさんが手際よく自動導入操作をしてくれたおかげで,観望会っぽくなりました。もう導入機器の操作にも慣れてパーフェクトですね。ほとんど一発で視野の中に導入されていて,とてもスムーズな感じでした。 |
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何となくいくつかの天体を見ることができてきた11時過ぎ,そろそろお開きの感じになってきました。麒麟さんは,明日もお仕事でシルバーウィークもないとこと。疲れを貯めないようにしてくださいね。 はるぼんさん,ヨネさんたち,ごんぞーさんも解散しました。 この時点で残っていたのは,Osakaさんとのぶりんさんとリポーターの3人。 ところがここから晴れ間が急速に広がってきたんです。視力のあまり良くないリポーターですが,M31にh&χが目視できます。そのM31の広がりもわかります。良く星が見えるときは”星が近くに大きく見える”と表現されますが,この夜の星空はシャープフィルターをかけたような感じで小さくくっきりと見えていた感じでした。もちろん天の川も暗黒帯もわかります。みんな帰っちゃった後に,こんな星空が見えてくるなんて,ちょっといじわる過ぎます。 Osakaさんは,すかさず写真撮影。 アストロトレーサーというPentax一眼デジカメ独自の機能を使っての,見かけは固定撮影,でも追尾撮影?う〜ん,正確には表現が難しいですが,まあ数分間の短時間なら,赤道儀なしで追尾撮影と同じことができる機能だそうです。超お手軽ですね。 ☆★下の画像は,Osakaさん撮影の写真です。 撮影後,0時頃,最終解散になりました。 |
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参加していただいた会員のさんは,ヨネさん(とそのお友だち),Osakaさん,はるぼんさん,ごんぞーさん,小夏さん,Saoriさん,麒麟さん,のぶりんさん,ピッコロの9名でした。若干肌寒い中,皆さんお疲れさまでした。 また次回,都合がつけばお気軽にご参加くださいね。 |
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