『超大型連休中』春の観望会 2019/04/27



 天皇の即位に関連しての国民の休日・祝日が続きます。10日間の大型連休。こんなのは次の天皇の即位までないでしょうね。
 そんな連休中,あちこちへ星見に出向く人も多いかもしれません。
 当会では,春に観望会を開催してきていますが,2019年バージョンの観望会になります。
 場所は,県南か勝浦で迷いはありましたが,観望会係(当会の気象情報センターでもあります)さんからの,県南は風が強く,厳しいかもしれないということから,勝浦の星谷公園付近で決まり。ここしばらくは日中は暑いほどの天候で,半袖の人も目立ち始めていたのですが,この日は一転冬のような寒さ。まあ,気温自体は(夜は)12〜13℃と寒すぎることはないのですが,なにぶん風が強い。体感温度は下がります。
 出発の準備をしながらも,ネックウォーマーに簡易ダウンのズボン等,なかなかの装備になってきてました。

 到着後も風が強く,やっぱり寒い。
 車を風よけにと南北に長く,道路東に揃えました。
 

 ほぼ同時に到着していたOsakaさんと機材のセッティング。
 こちらは春の天体の観望にと,いつもの大口径ミューロンですが,レーザーポインターを活用した導入用パーツも新しくくっついていました。
 今までは,小型の赤道儀に載っていましたが,この形が最も安定していて操作の扱いやすさでも一番ですと話されていました。
 それに新顔アイピースとして,今注目されている(みたいですよ)賞月観星のUF24mm。視野周辺まで星が点像と評判のもの。今夜がデビューです。




 今夜のリポーターの目的は写真撮影。予定ははおとめ座全景としし座の系外星雲トリオ。

 鏡筒の焦点距離は350mmほどなので,小さな系外星雲は見栄えがするほどの大きさには写りません。(画像はトリミングしてあります)とりあえずは”わかる程度に写ればいいや”というのがテーマでした。
 オートガイドなしですから,この程度の長さのレンズでちょうどかなと思っています。まあF値が3.9なので露出1分で左の写真ができます。お手軽なのがお気に入りです。

※そのオートガイドも地味ぃに実験中です。
  それが可能になったら,もう少し焦点距離の長いもので挑めるかもしれません。
 
 こちらは,ダヤンさんの15cm屈折双眼望遠鏡。
 本人さんからは,『小さな双眼鏡を持って行きます』とのことだったのですが,巨大屈折2本。どう見ても『小さな・・』には見えません。いったい何cmからが”標準”になるのか気になるところです。

 その大きな方の機材を持って行かれるのでしょうか。大型連休中の天気の良い夜は県南から高知の方に行かれるということです。新車になったことはあまり関係あるのでしょうか,フットワークが非常に軽い!
 観望機材をお持ちの二人が,あちこちのM天体を中心に導入してくれます。
 アークトゥルスを皮切りに,M104,M81,M82,M51,M3,M13,M57,M65,M66,NGC4565・・・。
 『ぼんやりした天体』と表現されていましたが,春は系外星雲がたくさん見やすくなる季節。口径の小さな望遠鏡では,ぼんやりとしか見えません。それでも今夜は21cmの口径があります。だけど,空の印象が良くありません。到着後から,1〜2時間は雲,雲,雲。隙間から見える天体を探すしかありませんでした。晴れ間の方も何となく白っぽい。寝っ転がって空を眺めるKumaさんも,『りょうけんが見えにくい・・かも。』
 こんな状態ですから,21cmの本領は発揮できないのが残念。

 
それでも,どれくらいからでしょうか,気がつけば快晴に。雲はほとんどなくなって,流れ星は飛ぶし人工衛星も見えました。
 
 いくつかの天体を見て,しし座の銀河も撮影し終わって一息つけた頃に,『お湯をわかしましょう』となりました。

 今夜は,いろいろと食材が集まりました。
 当会観望会の夜食で初となる手作りチーズケーキを新入会のNatsuさんが用意してくれました。その他にもカップラーメン(8種類!)におにぎりと盛りだくさん。
 おなかいっぱいです。
 お鍋係のKumaさんが,コンソメスープとコーヒーを持ち込んでくれました。でも鍋にならず残念そう。
 次回はトッピングも考えて闇鍋復活にしましょう。ねっ,ラーメン奉行様!
 
 風がおさまると寒さもそれほど感じません。5人が丸く座り込んで,しばらく雑談に花が咲きました。
 
   

 今回の参加者は,Osakaさん,Natsuさん,ダヤンさん,kumuさんとピッコロの5名でした。
  
 次回はいつ頃にしましょうか?ご希望お聞かせください。

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