鳴門市環境学習館依頼の『天体観望会』
2019/08/08
恒例イベントになっている鳴門市依頼の天体観望会です。昨年から,同市クリーンセンターではなく,うずしおふれあい公園での開催となっています。 申込状況からは,50名超の人が参加予定とのこと。通りすがりの人も含めると60〜70名程度が集まる可能性があります。機材は5台,なんとかなりそうです。 リポーターは18時前に到着していましたが,その頃から天候は青空も広く見えていてまずまずなものの,薄雲がひろがりつつあるような印象。 とりあえずは,やってますよ合図の機材準備。 観望対象は,上弦の月,木星,土星。明るめの星団等も見えたらいいかなといったところ。 19時過ぎにはポツリポツリと人が集まりかけてきます。開催予定は19時半ですが,開会イベントのようなものはなく,集まってきてる人から望遠鏡を覗き始めて,知らない間に始まっている感じの観望会です。 |
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今回の参加者さんたちは,すごく熱心な人が多いかなあという印象。
というのも
○質問が多い。
○何度もくり返し,望遠鏡を覗いていく。
○静かの海等の月面の模様を説明するとわかるまで何度も月を見てくれる。
○星座早見盤を持ってきて,実際に使いながら夜空を見上げている。
○スマホで月の撮影をするも,うまく撮れなくても諦めない。
○スケッチをしてる子もいる。
○こと座のダブルダブルの説明をしていると,すごく熱心に聞いてくれた。
・・・・・・等々
当初は,木星・土星は大きな望遠鏡に任せて,小さな屈折組は月を導入。
なぜか『木星みたい〜っ!』と,木星人気の場面もありました。
土星は相変わらずで,イラストみたいとか,これ本物ですか?とか,目玉みたいとかの,よくある反応。人気NO.1天体の称号は不動です。
リポーターは,目をキョロキョロしなくてもいい範囲で,できるだけ大きく月全体像が見えるようにアイピースを選んで,ムーンフィルターを付けて見てもらってました。
※視野82°の80倍。これちょうどです。
『すっごぉい』とか,驚いてもらえるとさすがにうれしくなります。
『月がおもしろい』と10回以上,同じ倍率の月面を見に来てくれた小学生もいました。
望遠鏡での観望以外でも,夏の大三角や七夕の星,さそり座の話や上弦の月の意味など,説明担当のお話を熱心に聞き入ってくれてました。
途中,『ISSが見えるはずです。』とNatsuさんが調べておいてくれた通り,見事にISSも見ることができました。大歓声でした。
月,木星,土星以外では,アルビレオ,ベガ,アンタレス,ミザール,こと座ε星,M57,M3などの天体が導入されていたみたいです。まあ,月明かりがかなりあったり,雲が多かったりと,なかなか思うようには観望できなかったのは仕方ありません。
観望会後半,複数名かのお母さんからこんな話をいただきました。
『こんな観望会って,ときどきしてるんですか?天体を見ることなんてほとんどありませんから,本当に貴重な機会だと思って参加しました。』
『夏休みの宿題に,星を見るというのがあって困っていたんです。星座なんて,早見盤の使い方さえわからなくて。今夜は助かりました。』
『主催者とか望遠鏡を持ってきてくれてる人はどなたなんですか?よい経験をさせてもらってありがたいです。』
『18日もあるんですか?他の行事と重なって来れません。残念過ぎます。』
『子どもが自由研究のテーマが決まらなくて困っていたんですが,月や惑星を調べるって決めたみたいです。』
参加協力者はOsakaさん,Yamaさん,ダヤンさん,のぶりんさん,Kumaさん,Natsuさん,ピッコロの7名でした。