新春(新年)天体観望会
2022/01/02
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2022年 年始観望会,玉厨子公園にて ここは山に囲まれた、とっても静かな場所。 見える空は少し小さめですが星の色は濃い! 冬の天の川から星が降り注いでくれてるようでした。 いつも徳島市内から見上げてる空の何倍も何倍も星がたくさんありました。 まるで貸し切り生プラネタリウム。 今夜のスペシャルナビゲーターはOsakaさん。 望遠鏡(21cm反射)を縦横無尽に空へと向け,駆け巡り。。。魅力的な天体を取り込んでくれました。 本日の狙いどころはメシエの天体。 メシエマラソンならぬ,メシエお散歩感覚で。 大きな望遠鏡で見せてくれた天体は数々。。。 メジャーなものから聞いたことも見たこともないようなNGCの天体まで。。。 到着した時点で望遠鏡はお行儀よく設置され,準備万端でのお迎え。 |
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その中には二重星団(hΧ)がギュウギュウ詰めにされていました。 『適当に動かして全貌をみてくださいね〜』って,入りきらないほどの星団を。 いつもは小さな双眼鏡で観てたもの,改めてこんなに近くで,こんなにたくさん,こんなに大きく見ることができて感動しっぱなしでした。 とっても寒くて,しゃべると白い息が蒸気機関車のごとく出る、、、。 アイピースが曇って滲んで,何度も拭きながら,カイロで温めながらになりました。 覗きながら『すごぉ〜〜〜いっ!』って,叫ぶと余計に曇ることがわかり 息を止めて,体制を整えてまた覗き、、、( ^)o(^ ) まさしく息をのむってこのことか、、、目の前に広がる感動的な宇宙。 カイロに毛布に手袋に完全防寒で挑みました。 目しか出てない、、、でもその目が冷たい。 霜がおりて、滑る、、、、気温一桁台。 でも風がないのが何よりでした。 ぎょしゃ座の中 M36⇒37⇒38 おぉ〜すごぉ〜い,メシエのアソートパック。 いつもは双眼鏡で星雲状に見えてたけど,小さな星がいっぱいつまってる散開星団。 迫力ありました。そして何よりのすご技はナビゲーターの緑色の光線! 双眼鏡で各々覗く人たちに「ここらです〜」って,指してくれる。。。 それがまた、ピンポイントでそこを指してるのに感動!! まるでウルトラマンのスペシウム光線!!! 望遠鏡で見せてもらったあと双眼鏡で覗くこのナイスコラボ。 見せてもらって,自分でも観るってサイコーでしたね〜。 東の空から上がってくる天体を次々に・・・。 M42,43、、、『赤いチョウチョみたいな羽じゃないんですね〜!』って 純粋に女子ふたりが口をそろえて言うほのぼの感も満載。 『馬頭星雲?』なんてKumaさんが言うと,ナビさんは『さすがにそれは難しいですね〜』と そして、『燃える木も・・・』と心の中で言う,もうひとりの女子。(^_-)-☆ それにしてもトラペジウムがはっきり見えたのに感動でした。 バラ星雲も,その位置を光線で指してくれたので双眼鏡でも覗いてみました。 赤くはないけど感動!おぉ〜っ! もちろん望遠鏡でも見せてくれました! M35,わたし的には最近ブーム。 『上だっけ?下だっけ?』ってナビさんの問いかけに 『お兄ちゃん星の足の方です〜』って言いながら,ベランダからだと見えてないふたご座のカストルの足元の星々が見えて感動。 やっぱりここは星の数が違うなぁ。。。 (こんな空の下で暮らしたい・・・)と思ってたところから, (別荘買いますか?) (サンラインの第2展望台のところに人が住んでますよね?うらやましいなぁ) (ダヤンさんが言うには保養所で,管理人もいるらしい)とのネタも入り。 ここにはいないダヤンさんが会話の中に登場。 ダヤンさんは同じ時間,第3展望台で大きな双眼鏡を設置して星狩りをしてたみたいです。 相棒と無数の星空の写真が送られてきて,その星空にも浸ってました。 そんな和やかな会話の中に,皆さん星がほんとに好きなんだな〜なんて感じたりもしました。 私も、いつかこんな星空の下でずっと暮らせたらいいのにな〜なんて思ってるひとりです。 M78 ウルトラマンのふるさとだぁ〜! ふたつ並んだ明るい星のまわりに小さな星がいっぱぁ〜い。 双眼鏡で観たら,ふたつの星のまわりにもわぁ〜っと白く。。 両方見て違いを楽しんだりもできました。 ナビさんのおかげで,その位置がはっきりわかったので,もう自分でも導入バッチリできるようになりました。 双眼鏡ですけどね。 それからちょっとマニアックな天体を見せてくれました。 ナビさんはそんな天体を導入してわくわくするのがお好きなようで、、。 くじら座にある”NGC”の天体。 ながぁ〜〜〜いもやもやもくもくの星雲のようなもの、、、。 カタログ番号は覚えきれない、、、。 それでも,ひょえぇ〜ってなるほどきれいでした。 これにハマるナビさんの気持ち,とってもよくわかります。 苦労して導入してやっと捉えたその姿。そりゃもうテンションあがりますよね。 探す時のわくわく感半端ない。 ナビさんはもう絶版になってしまったんだと言う小さな本を暗闇に照らしながら, 場所を確かめては導入を繰り返していました。 『もう1冊買っておけばよかった…』って。 すぐボロボロになるんですって。見る頻度が違うなぁ〜,駆使してる,内容を網羅してる。 この本の作者さんはうれしいだろうな〜って,横で見て感じてました。 (古書店に売ってないかしら、、でも,それはもうボロボロか・・・意味ないな・・・再版希望!) それぞれにお気に入りの本があるように,ナビさんはなんらかの理由でこの本が一番使いやすいんだろうなぁ。 まさしく相棒感覚。 私が覗き込んだら,点と線と・・・宇宙からの暗号文のようにしか見えず・・・。 Kumaさんとふたりで 『私たちは見せてもらう専門〜〜〜〜』って,お気楽モード全開でした。 ステキなものを見せていただいて感謝♪感謝♪です。 そうこうしてるまに,かに座が上がってきた〜。 M44が目で見える!!って、かに座の私が大騒ぎしてると、 『視力がいいんですね〜』から視力の話になり。 そういえば,いつぞやダテ眼鏡をかけていましたよね(^^♪ Kumaさんは『星見のときにしかしないコンタクト!2.0見えるよ〜』って。 星見の時だけコンタクトなんだ〜って感心。 私も裸眼で視力1.5普通にある〜。 ということでピントの調整をせずに,みんなが普通に同じものを見ていたんですよね。 プレセぺ,め〜〜〜っちゃきれいに見えました。 かに座の神話から残念がられる星座だけど いつもがんばってる愛溢れるカニさんに神様がくれたご褒美,栄光の証。 やさしさのシンボル,背中のジュエリー☆ と,自分の星座を誇りに思う私でした。 天頂近くにあるM31とM32。そしてM110も。 目と双眼鏡と望遠鏡で見ました。 望遠鏡の中のM31がでっかぁ〜〜〜い! 地球のお隣の銀河。 迫力でした〜。近くの銀河M32やM110も一緒に見せてもらいました。 少し離れて,さんかく座のM33もしっかり見えました。 シリウスが上がって来て,M50やM41なんかも次々に。 おぉ〜今日はメシエ祭りだなぁ〜。 徳島市内でいるときは恒星探し。ここにくると星雲や星団、銀河を探してる。 この贅沢感半端ない感じがとってもいい! 非日常感たっぷりの観望会でした。 と,そこへ星羊翁さん。 到着するなり望遠鏡をササっと設置。 離れたところにカメラを構えて撮影! |
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以前お会いしたのもこの公園でしたよね。 この公園の管理者のごとく馴染んでるようでした。 風がなく,それなりに高度があって星がきれい。 ここの公園に行けば,カメラと望遠鏡を構えた星羊翁さんにお会いできそうに感じました。 サンライン第3展望台で大きな双眼鏡を構えて,星狩りをしているダヤンさんに合流する話も持ち上がり。。。 そこへ雲が、、、、、風が、、、、、と,あやしい雰囲気の22時過ぎ。 『明日はしぶんぎ座流星群に備え早寝予定』とOsakaさん。 近くの海岸で少し星を見た後,4日の早朝は流星狩りをするそうです。 Kumaさんも流星を楽しみにしているようでしたが,早起きとの闘いらしいです。 私はというと仕事はじめというのもあり,普通に早起きしてるので お天気がよければ新月過ぎの条件のいい空,ベランダから眺めてるだろうと思います。 聞くところによるとダヤンさんは不眠で挑む模様。 結局,合流は断念し,それぞれの明日のためにそろそろお茶にしてお開きにしましょか〜ってことになり。 白いテーブル(Osakaさん手作りの望遠鏡のおうち)を囲み, あったかいお茶とNatsu手作りのケーキを。 Kumaさんのお茶のレパートリーが増えてる!CafeKuma,バージョンアップ! ヘーゼルナッツのお茶から,うめこぶ茶,ココア,ミルクティ,レモネード,定番のコンソメスープ。 Osakaさんは前回ヘーゼルナッツだったみたいです。 やけに興味がわく、、、、でも,飲むには勇気が必要。 みんながそれぞれに好きなお茶を選んだ後に,Kumaさんはというと地味に普通のお茶。 マドラーがかわいくて再利用できたらいいね〜とか,熱くない高級の紙コップね〜とか。 そんな話もしながら,Natsu手作りのクリームチーズとクーベルチュールチョコを使い 湯煎焼きでじっくりしあげた濃厚なチョコケーキを今年初の作品をみんなで一緒に食べました。 ダヤンさんと今回お都合で参加できなかったピッコロさんの分も当然ありましたが,お届けできずお持ち帰り。ざぁ〜んねん。 でも,『おいしいです〜』って,食べてくださった皆様の様子が私にとって何よりのご褒美でした。 ピッコロさんさんは,ラーメンとおにぎりを準備してくださる予定だったとのこと。 残念無念断念だったと伺いました。 次回,楽しみにしています。 コロナ禍でもあり,集まることも一緒に食べることもあまり推奨されてない世の中ですが お互いに感染対策をしながら,少人数で距離を取りながらも,心の距離は近く。 時間の共有,場の共有,好きなものを囲んでみんなで楽しみを共有できた2022年度初の観望会。 幸先のいいスタートを切ることができました。 書ききれない程の天体を導入してくれたナビさん。 普段の自分の趣味を置いといて,全面的に大サービスであれこれ見せてくださいました。 感謝の気持ちでいっぱいです。 寒くて凍りそうなときに,Kumaさんのあったかい飲み物。体の芯まで暖まります。 いつもありがとうございます☆ そこでしか会わない顔ぶれだったりするけど,親しみがわく。 普通に生きてるとつながることがないんだろうな〜って思うような人に出会える。 星羊翁さんもそのひとり。暗闇の中,晴れた星空の下でしかお会いしたことないけど 穏やかなしゃべりからそのお人柄が伺えました。 寒空の下,星好きが集まり憩うひととき,非日常体験。 のんびり,ゆる〜い時間が流れて、、、、 新年のはじめに,そこにいけたこと,感謝の気持ちでいっぱいでした。 今年も星まみれな一年になるといいな〜って,密かに思いながら。 参加してよかったなぁ〜って思えた観望会でした。 企画し実施に至るまでみんなをつないでくださったピッコロさんさん。 これも陰の功労者だと感じています。※ありがとうございます。でも企画は観望会係さんです。(byピッコロ) 場所も,風がなくお手洗いもある場所で,とても安心快適。 ダヤンさん,ここにはいなかったけど存在感ありありでした。 みんなの会話にも自然に登場していたし 壮大なスケールの写真と,こっちにくれば〜?の誘いのような見えない糸。 雲と風さえ出てこなければ,みんなで合流しようかってなってたのも ダヤンさんのみんなを引き寄せる力でしょうね。 今回は久しぶりにNatsu☆のレポートでした。 望遠鏡のことやその他もろもろ,よくわからないので, あとは,事務局さんにお任せして,このあたりで観望会を側面から見たレポートを終わります。 参加者は,Osakaさん,Kumaさん,星羊翁さん,Natsu☆の4名でした。 ※不意の理由から参加できなくなったいつものレポ担当ですが,いきなり活動報告原稿をお願いしたところ,快くNatsuさんが引き受けてくださいました。 毒気の全くないとても優しくて穏やかな表現,まるで自分がそこにいるかのように脳裏に浮かぶレポ,とてもありがたく読ませていただきました。 これからもよろしくお願いしますね。 この度はとっても感謝!ありがとうございました。(byピッコロ) |