声かけ観望会2022.10.01
 

 以前は,ときどき開催が見られたいわゆる『ちょっこっと☆見ませんか』という声かけ観望会。
 8〜9年前までは特に多かったけど,会員の仕事,体調,家庭内事情等々いろんな理由があったのでしょう。高齢化もあるし,その後のコロナ禍も大きく影響してるはず。それはそれで仕方のないことです。○も×もありません。
 それでも,レポがないだけで,たまにはあった声かけ観望会。いきなり開催になって,都合が付けにくかった感もありますが,短時間,短距離とお手軽な点では好印象です。
 
 今回は,Yachinさん90%,ピッコロさん10%といった感じの言い出しっぺで,声かけ観望会。※Yachinさんは撮影会ですが。
 リポーターにとっては,星谷を75点くらいの空と考えると,今回の入田は50点くらいの空。肉眼ではイマイチ過ぎますが,望遠鏡ではどの程度まで見えるのか,ちょっと気になるところでした。場所は,入田町鮎喰川の河川敷。車は相当台数が止め放題。
 この夜は,2グループがテントを張ってキャンプをしてました。前回訪れたときも,いくつかの家族連れがキャンプをしてました。近くにコンビニもあって川のそば,町から離れた感もあって,手軽にキャンプができる人気スポットなのかも。
 その空の状況はというと,天の川はギリわかります。前回は濃淡も若干わかったのですが,この夜はそれがわかりません。Yachinさんが,車に水滴が・・・と言っていたので,水蒸気が多かったのか,薄雲でもあったのか。4等の☆は見えてます。やっぱ50点ですね。


 さて,当夜は3名の会員さんが集まりました。
 Yachinさんは撮影目的で,リポーターが到着したときには既にセッティングは完了。慣れたもんですね。新入会員のhanaさんも入手したばかりの望遠鏡の組み立てが終わってました。
 hanaさんは,まだ使い方がマスターできていないとのことらしいので,とりあえず今夜はその
望遠鏡デビューのお手伝いをさせていただこうかなと,リポーターの積んできた機材は封印。

 
 hanaさんの機材は,口径80mm,焦点距離900mmの屈折式。名称はStarSenseExplorer。スマートフォンを鏡筒上部に取り付けると,アプリが星空をカメラで撮影して,星図DATAと照らし合わせて星空認証をする。そして,スマホ画面の星図を参照しながら天体を導入ができる,そんな望遠鏡みたいです。
 う〜ん,最新の機材にはなかなかついていけません。
 まずは,スポットポイントファインダーを調整して軸を合わせます。その後,スマホを取り付けて,画面に鏡筒が向いている方向の形式を表示させるという手順。ところがこのフローを私が理解できていなく,なかなかうまく進みませんでした。どのネジを回せば水平垂直に画面が移動するのか,十字線と視野中央の連動とかも理解できてないままに,迷いながら操作。時間がかかってしまいました。ごめんなさい。
 でも,さすがhanaさん,当会最年少の若さで初めての機材にも果敢に向かっていってました。表示される説明に目をこらしながら,それほど戸惑うことなく操作。気がつけば,カメラからの実写野が表示されていたのを,いつのまにか星図モードに替えることができていました。
 導入したい天体を選択できるメニューもあるようです。これはとても便利っぽい。メニューの中には,今夜のオススメ天体といったものから,聞いたことのないような天体までDATAは豊富です。ただ,英語表記が多いので,戸惑うこともあるかな。
 その後,めでたく木星導入,土星導入できて,とりあえずは試運転完了でした。私は,ほとんどお手伝いすることなく,本人様の奮闘で無事予定作業終了といった感じでした。今夜の目標は達成?
 それにしても,自動導入ではないにしろ,星図を見ながら十字線上に天体を入れると,望遠鏡の視野内に同天体が見えている。導入を機材まかせにすることなく,自分で操作してる感があって,なかなかおもしろいと感じる機材だと感じました。
 すぐお隣ではYachinさんが,70mmED屈折+冷却カメラでM31を撮影していました。
 無線接続も含めて,見事に使いこなしているような印象。
 空の状態は良くなかったと思いますが,また処理が終わった画像を見せてくださいね。
 

 

 集まったのは,Yachinさん,hanaさん,ピッコロの3名でした。 

戻る