TS式10cm反射赤道儀1型

   のじ。さん所有機材
   
   
*基本スペック*

口径:100mm
(ニュートン式反射、球面鏡)
焦点距離:1000mm
口径比:F10




 


 高橋製作所から新品で購入した唯一のタカハシの望遠鏡(苦笑)
 購入したのは高校2年生の時だったと思います。実はこの1型を買う前に、別の望遠を 買ったことがこの望遠鏡を買うきっかけになったのでした。それは。。。
 純粋で世間知らずだったこの頃、どこのメーカーの製品でもカタログスペックの能力が当然あるものと思い込み、天文ガイドの広告を読みあさり、だったら安いもののほうが良いとたった3ヶ月しか広告がのらなかった口径114mmの望遠鏡を購入し、期待に胸を震わせて、木星だったかな、見てみると。。。ちょっとさわっただけで揺れまくる鏡筒、さらにはなんとピントが合わない。どうやっても合わないボケボケのも木星しか見えないのです。そこで、粗悪品を買ってしまったのだと気がつき、激しい後悔をすることになってしまったのです。
 やはりちゃんとした一流品を買わなければダメなんだと、年賀状の配達のアルバイトをして板橋の高橋製作所の本社に行き買ったのが、このタカハシの1型でした。がっしりして揺れてもすぐに静止する鏡筒、木星を見て、カチッとピントが合い、神秘的な姿を見せる木星。これだ〜!、と思いました。こうして高校時代は庭に出しては星を見る日が続きました。
 しかしながら、大学生になると天文から遠のき、ずっとしまったままになっていました。
 再び目を覚ましたのは、2012年5月21日の金環日食でした。当時秋葉原にあったシュミットに行き、NDフィルターを買い、鏡筒の先を覆って写真を撮りました。その二週間くらいあとに起こった金星の太陽面通過も、この望遠鏡を車に乗せてい新潟まで遠征して撮影しました。
 それをきっかけに天文熱が再発し、以後次々に望遠鏡が増殖し、本機の出番は無くなっていましたが、ネットで1型を現役で使っている方のブログをみて、今年の8月に鏡面を初めて清掃し、千葉の某所で清掃後の見え味を確認しに行きました。写真はその時のものです。
 久しぶりにポラーファインダーで極軸を合わせてHD4モータードライブで動かしてみました。少し赤経軸のグリスが劣化しているようで重かったですが、なんとか問題なく動いていました。最近高橋のOr40mm を入手したので、それで天の川を星空散歩をしてみたいと思います。
 
 
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