まだまだ現役

MIZAR H-85 反射経緯台望遠鏡
鏡のメッキがひどい状態で、物置にずっといたのですが、このたび、Piccoroさんから譲り受けた鏡を使って復活しました。(2003年2月2日撮影)
かれこれ30年近く昔の機材ですが、今でも十分使えます。当時は、木星や土星を眺めては驚いていたものでした。

F10という使いやすい望遠鏡で、当時はこのタイプの望遠鏡が主流だったように思います。
月面、惑星はもちろん、これで星雲星団を追いかけていました。当時は空が暗かったせいもあって、けっこう楽しめました。

復活したので久しぶりに、土星を眺めてみました。
なんとカッシーニの隙間が確認できるではないですか!!
アイピースは当時使っていたのより格段にいいPENTAXのを使用、ちょうど天頂付近にあるのを見ましたが、
ここまで見えるとは思っていなかった。

軽くて持ち運びは楽々。ニュートン式なので天頂も楽々。上下微動しかないのは苦しいですが、経緯台なので目標は
捕らえやすく、使い勝手はなかなかのものがあります。


後日談: 望遠鏡博物館に寄贈し、収蔵品の一部に加えられました。


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