μ−210 (高橋製作所)

Mewlon(ミューロン)と呼びます。
D=210mm F=2415mm 鏡筒長 700mm 鏡筒重量 8kg

ドルカーカム光学系(副鏡が凸球面、主鏡が凹楕円面)です。シュミットカセグレンなどにくらべて、鏡面の加工が簡単(カタログより)となっています。
ピントは、背面にあるピント調節つまみを回します。主鏡を前後して焦点を合わせるという方法です。接眼部が固定されているため、ピントを変えてもバランスが変動しないというメリットがあります。

赤道儀は、VIXEN ポラリス赤道儀(?)に無理して載せています。(鉄アレイが...)

正面 背面

写真では小さく見えますが、結構大きいです。

             特徴(鏡筒だけ)

口径が大きい割に軽くてコンパクト。

ファインダーを取っ手代わりにできます。(これはかなり便利!)また、ファインダーのずれがほとんど発生せず、買ってから調整の必要を感じたことはありません。

鏡筒が短いかつ開口しているので、外気温になじみやすい。

ファインダーを持っても大丈夫
             使ってみた感想

ひとことでいうと、大口径の威力を発揮し、よく見える鏡筒です。
分解能が高く、コントラストもいいです。ニュートン反射と見比べると、シャープさにはちょっと欠けるかな、という印象があります。
とはいうものの、月面、惑星から星雲までカバーすることができ、コンパクトで扱いが楽、外気温になじみやすいなどなど、トータルで考えるとたいへんよくできています。移動観測にはBESTです。

焦点の違うアイピース交換をすると、ピントが合わせに時間がかかるところがちょっと使いにくい。また、微妙なピント調整もちょっと不満です。メーカから、ラックピニオンの接眼部分が販売されているのでそれにするのもいいかもと思っています。高倍率を使用する場合は、ヘリコイド式のアダプターをアイピースとの間にはさんで使用することで、微妙なピント調整がストレスなく行えるようになりました。
全長700mm+接眼部


ウレタンをクッション代わりにしてある 収納するとこうなります

移動、保管に不便なのでベニヤ板で箱を作りました。頑丈に作ったので椅子の代わりにもできます。アルミケースは、メーカからも販売されているようです。


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