CANP'14レポ  2014/06/14〜06/15
 会員のコーチさんから,紹介いただいていたCANP’14に参加しました。
 CANPというのは,Annnual meeting of CCD ASTRONOMY NETWORKの略と,そのオフ会という意味だそうです。
 ということは,CCDを使って天体写真を撮影している人たちのオフ会?
 リポーターは,CCDも使っていませんし,写真も気分が向いたときにしかやりません。それなのにどうして今回は,そういう会合に出席したのかというと,☆関係のことにはとりあえず何でも関心があるということ,当会の会員さんの実践(研究)報告があること,とりあえずビッグイベントなのでリポートしないといけないという義務感(笑)等々の理由からです。


 左は,CANP’14のロゴですが,『はやぶさ2』の監督さんのデザインだそうです。
 なかなかカッコイイ!
 参加者には,名前が刷り込まれたネームカードが配布されました。
 全員で,約70名ほど。
 北は北海道から南は九州までの人が参加。まあ,印象的には西日本の人が多い...かな。

 受付のお手伝いをしましたが,皆さんかなり早めの到着。飛行機とかの交通手段もちょうどというわけにはいかないだろうし,初めての土地となると迷う心配もあったりしたのでしょうか,2時間前から到着の方も見受けられました。
 場所は,阿波観光ホテルの4Fの一室。
 左写真のような風景です。人数に合わせて席も用意されていたので当然のように満席。
 ここで,予定されたCANPメンバーからの実践報告や,取り組み発表,研究発表が進められます。

 初日のプログラムは,こんな内容。
 総合進行役は,コーチさん。細かいところまで気を配りながら全体の進行をされていました。
 ※裏方さんとしてのお世話役,お疲れさまでした。
 発表の中には,県内(地元)阿南科学センターの紹介もありました。
 一般的な科学センターとは異なり,地域や教育機関とより深く密着した事業展開がなされていることが強調されていました。
 業者さんも参加していました。
 
 九州の天文ハウスTOMITAさんからも,いろいろと参考出品がありました。
 左はRST−400赤道儀。ピリオディックモーションは2.5”とのこと。ベアリング等には日本製のものが使われています。
 あと,今人気のCCDカメラの展示や,使用して撮影された作品も多数並べられていました。
 会場奥では,TOMITAさんが『星幕』の組立デモを行っていました。大きさの割に意外にスピーディに組立ることができます。てっぺんを開けることができます。この中に小型機材を入れて,風をよけながら星空観望や天体写真撮影・・・楽しいかもしれません。
 ただ,,,フレーム支柱が長い!
 組立の途中,ブイ〜んと目の前を横切ったこと数回。何度も避けないといけないピンチがありました。
 京都の国際光器さんも,出品。
 赤道儀の改造モーターやSBIGジャパンの冷却CCD,フィルターボックス等の展示と熱心な説明が見られました。
 さあ,飛び立て・・・はやぶさ

 『はやぶさ2』の上坂監督さんからも発表がありました。そして,極一部分だけムービー映像を見せていただけました。公開されていないということで,口外できない内容がたくさんあるみたいです。
 左は先着でいただけたパンフレットです。
 アストロアーツさんも数名出席。
 StellaImageの新バージョンの新機能の紹介がありました。
 左は,StellaImageのアップデータCDと一緒にいただいた『星ナビ』ステッカーです。
 発表会後の夜の部は,懇親会です。
 阿波観光ホテルらしい味付けの良い料理でした。男性が多いことを見越した料理が多く,食べ応えがありました。
 
 隣の隣の席には,天文ショッップTOMITAさん,その横には韓国の天文機材メーカーとして,活躍が期待される若き経営者の方。英語と韓国語の混じった複雑なアストロ会話が聞こえてきていました。天文ショップの方からは,望遠鏡を販売してもあまり利益に結びつかないことや,メンテナンスの方にも力を入れている話が聞けました。
 一緒に並んだYamaさんとは,『種子島へロケットの打ち上げを見に行こう旅』とか『インドネシア皆既日食ツアー』企画の話題で盛り上がりました。
 その他,県外のアマチュア天文家さんとも,いろいろとお話ができました。
 あっと言う間の90分,楽しい時間でした。
 
 2日目のプログラムです。

 この日は,当会会員の星羊翁さんとEishowさんの二人の発表があります。
 先陣は星羊翁さん。
 星羊翁さんは,
 ASCOM Telescope Driver for E-ZEUSの制作について発表。
 ご自分の活動の中の必要感から生まれたドライバとのことですが,それにしてもこういったプログラムが作成できる腕前は素晴らしいですね。感動しました。

※(発表なのに)多少声が出にくいご様子でした。
 聞くところによると猫とケンカしてしまった(驚)とか。
 
 続いてEishowさんの発表。
 タイトルは『観測システム構築秘話』
 いただいたタイトルらしいのですが,内容は秘話ではなくて,実に堂々とした内容。国際光器さん取扱の機材の説明もされたのですが,『国際光器さんより,私の説明の方がよくわかりますよ。(笑)実際に使っていますから。』と。
 撮影された見事な作品も紹介されていました。
 関東圏での開催と地方開催の交互の展開がされているCANP。
 今回は『田舎の』徳島での開催ということで,盛り上がりには欠けるのではとの予想が多々あったそうです。それがコーチさんを始め,四国の裏方さんたちの後力もあって,予想外の盛会なものになり,関係者の方たちは,そろって喜んでいました。
 CANPには初参加のリポーターでしたが,発表者それぞれにレベルが非常に高いことがよくわかりました。
 また,半日ずつですが座りっぱなしで話を聞くばかり。絶対に姿勢とか気持ちとか崩れてしまいそうな。それなのに居眠りする人は誰一人いない。みんな聞き耳を立てて,発表者の話を聞いていました。本当に熱心な方たちばかりなんだと感じました。
 次回は,関東圏での開催。興味を持たれた方はぜひ参加してみてください。
 今回,この会合に当会より参加していたのは,コーチさん,Eishowさん,星羊翁さん,yamaさん,Nekaさん,ピッコロでした。
  
戻る