eishowさん宅の観測所を訪問させていただきました

 この度,当会会員のeishowさんのご厚意で自宅観測所(撮影所)を訪問させていただくことになりました。

 eishowさんは,天文ガイドをはじめ,天文雑誌のフォトコンテスト入賞の常連さんと呼べるほどの高い撮影技術の持ち主です。
 見極められた機材も秀逸で一見の価値はあり過ぎます。

 というわけで,今回は6名で参加させていただきました。

 場所は板野郡北島町ですが,近くに街灯はあるものの,工場の町という印象とは違って意外に空は暗く感じます。
 訪問した夜は,満月近い月の明るさが空にはありましたが。

 さて,観測所ですがこぢんまりとしたスライディングルーフです。さすがに6人は同時に入れませんが,一人用としては十分な広さです。

 入口から覗いて見たのが左の写真です。中央に鎮座しているの最新のμ-250CRSが見えます。

 もう少し近寄ってみましょう。
 
 ミューロンの光学系ですが,コマ収差の影響で中心から離れた視野付近では像が悪いといわれていました。その従来の光学系に補正レンズを組み込んで中心像のシャープさはそのまま維持されて,周辺像も見違えるほどに改善されたのがこの最新の型のミューロンになります。


 この夜は,到着後より雲が出始めて,結局満月近い月と土星しかほぼ見るものはありませんでした。

 それでも双眼装置を付けて覗く月面欠け際の迫力と,両眼視がもたらす覗きやすさ,楽さ加減は異次元のものです。補正光学系の威力ですね,視野全体に見える月面には歪みもぼやける部分もありませんでした。
 また,集光力の威力でしょうか,衛星もたくさん見ることができました。
 片眼視以上に視野が広く感じられたり,倍率も高く感じられたりすることも双眼視のメリットと言えるでしょう。

 望遠鏡の制御は,左写真のようなシステムから行っているそうです。

 使用ソフトは,The SKY。
 マウス操作で簡単に自動導入が可能です。

 

 どれもこれも素晴らしい機材と使いやすくまとめられたシステム。参加した会員の皆さんは誰しも感動とうらやましさを感じるばかり。


 曇っている間は,隣接する建物の集会室にて星空談義(撮影&機材談義)で盛り上がりました。多くの人が専門用語の続出に唖然としていましたが,ときおり解説を挟んでもらえたので,全く意味不明ということはなかったのではと思います。
 今回は,月明かりと雲のために観望できる天体が少なかったこともあり,また天候の良いときに再度訪問させていただきたく思いました。
 eishowさん,快く訪問依頼をご承諾いただきありがとうございました。

 参加者は,Yagiiさん,トールさん,osakaさん,kiriさん,コーチさん,ピッコロの6名でした。
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