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Tokushima Astronomical Research Association

10月の星空案内

 なんか,晴天率があまり良くない日が多い気がします。発生する台風は多いらしいし。秋雨前線も停滞中。不思議な気象状況に感じます。
 気温を見る限りでは,『秋』でしょうか。(うちでは)クーラーの稼動は皆無になってます。日暮れも早くなり,定時に済ませている買物の帰り道,空が暗くなるのがずいぶんと早くなってきています。そりゃ,秋分を過ぎて何日も過ぎているんですよね。
 さて,10月の超主な(徳島県で見える限定の)星空案内です。
 まあ,今月も土星がメイン。あと,海王星や天王星も見頃です。
 今季の土星は,環の傾きも復活し始めていて,しっかりと『輪っか』という感じに見えています。

 土星を観察するには基本,天体望遠鏡が必要ですが,木星と違って過剰倍率をかけてもしっかりと見えているのが土星。
 上の図は,10cm屈折230倍でのスケッチです。もちろんこんなに大きく見えるわけではありません。小さく見えている土星を,ズームアップして描画しています。ただ,印象的には,小さいけどこれ(上図)と同じように見えています。このスケッチをした頃は,気流が安定せず,シャープな見え方ではありませんでしたが,見続けていると緻密な見え方をする瞬間も何度かあり,惑星を観察する場合は,『しばらく土星とにらめっこをする』というのがコツですね。
 土星の環の中に見られるカシニの空隙は,『見えない』に近い。倍率を上げて凝視していると,わずかに明度が落ちている箇所がわかる。そんな見え方でした。
 海王星に関しては,観望好期ではあるのですが,けっこうわかりづらい位置にあります。自動導入を使っても,視野内の似た明るさの星々から海王星を同定する作業が必要かもしれません。それに比べて天王星は,比較的わかりやすい位置(目印になる星々あり)にあります。もう少し高度が上がる来月,見つけ方を案内できればと思います。
 その他,別の話題ですが木星の衛星同士の食が10回以上見られるようです。
 木星の赤道面が地球から見て,ほぼ横向きになるため,赤道面と同一平面に近い木星のガリレオ衛星たちの公転面も横向き。そのため,ガリレオ衛星同士の食(部分食,金環食)などが数多く見られます。食によって起こる減光は,0(変化なし)〜1.8等。1.8等暗くなったら小型の望遠鏡でもわかるでしょうか?※22日深夜1時頃エウロパ食
 関心のある方は,調べてみてください。


☆★2026年10月の主な天文現象

 3日(土)  下弦の月 
 5日(月)  土星が衝
 11日(日)  ●新月 
 12日(月)  水星が東方最大離角
 19日(月)  上弦の月
 23日(金)  後の月(名月)
 26日(月)  ○満月

☆★2026年10月の惑星
 水星 中旬頃,西空低く見える 0等 ※条件良くない
 金星 夕方西超低空 −4.3等 ※条件良くない
 火星 深夜 かに座 1.0等
 木星 深夜 しし座 −1.9等
 土星 観望絶好期 うお座で0.4等
 天王星 観望好期 おうし座で5.6等
 海王星 観望絶好期 うお座で7.8等

2026年の超主な天文現象(徳島で見られるもの,見えの良くないものは除外)
 11月24日 プレアデス星団食(月齢15)
 12月14日 ふたご座流星群極大(好条件)

2027年の超々主な天文現象(徳島で見られるもの,見えの良くないものは除外)
 2月20日 火星最接近
 7月29日 プレアデス星団食
 11月15日 プレアデス星団食