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Tokushima Astronomical Research Association

4月の星空案内

 2026年4月の超主な(徳島県で見える限定の)星空案内です。
 3〜5月,三日月〜上弦の月ごろの月の高度が高く,気流が安定していれば夕暮れ頃からは見応えのある月面が期待できます。おそらく年間を通して,上弦頃までの月が一番くわしく観察できる時期だと思っています。望遠鏡をお持ちの方は,ぜひ月に鏡筒を向けてみてください。
 『春は夕暮れ,春は月』です。
 さて,今月の注目天体ですが今月は彗星でしょうか。
 まずは,C/2026A1マップス彗星。マップス彗星は太陽に非常に接近するサングレーザー彗星です。核の大きさは0.4kmほどと大きくはありません。そのため,太陽にあぶられて崩壊する可能性がかなり高いと考えられています。ただ,それがいつかは不明。もし,かなり太陽に近づくまで生き延びることができれば,もしかしたら昼間,日没寸前頃にマイナス等級で見ることができる可能性もあります。
 最近の観測から,光度が下がってきたり急増光したりと安定していないとのこと。ますます見通し的なものとして推測しがたい状況にあるといえます。ということは,やっぱり要注目!
それも超要注目です。だって,−30等というぶっとんだ予報さえ出されているのですから。
3月28日現在,崩壊の兆候は見られていないとのことです。
 4月1日〜4日 太陽に急速に接近。明るくなってくるが薄明の中。
 4月4日〜5日 太陽最接近。崩壊していなければかなりの明るさに。仮に生き延びたとしても太陽に非常に近く,観察は困難を極める。(注意)絶対に太陽を見てしまわないように。
 4月6日〜8日 無事近日点通過を乗り切れば,夕方西空に肉眼で見える可能性。
 そしてもう一つの彗星,C/2025R3(パンスターズ)彗星です。
 見頃は4月中旬頃から。夜明け前の東空です。予報では2等台になるみたいですが,薄明の中,高度も低くなります。ずばり見頃は,4月16〜18日。午前4時半で真東より10°ほど北です。このときの高度は10°ほど。双眼鏡があれば,より観察しやすくなります。
 ただ,夜明け前の東の低空。徳島からは水平線の上ですが雲が多いことがよくあります。


☆★2026年4月の主な天文現象

 2日(木)  ○満月(ピンクムーン)
 4日(土)  水星が西方最大離角
C/2026A1(MAPS)彗星が近日点通過
 10日(金)  下弦の月 
 17日(金)  ●新月
 20日(月)  C/2025R3(パンスターズ)彗星が近日点通過
 24日(金)  上弦の月

☆★2026年4月の惑星
 水星 夜明け前東空 高度は低い
 金星 夕方西空に -3.9等 高度はまだ低い 
 火星 観望困難
 木星 観望絶好期,ふたご座で−2.1等
 土星 観察不可
 天王星 観望好期,おうし座で5.8等 
 海王星 観望困難

2026年の超主な天文現象(徳島で見られるもの,見えの良くないものは除外)
 11月24日 プレアデス星団食(月齢15)
 12月14日 ふたご座流星群極大(好条件)

2027年の超々主な天文現象(徳島で見られるもの,見えの良くないものは除外)
 2月20日 火星最接近
 7月29日 プレアデス星団食
 11月15日 プレアデス星団食