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Tokushima Astronomical Research Association

6月の星空案内

 例年より若干早く梅雨に入りました。早速週間予報を見てみましたが,この先2週間ほどは,曇りか雨模様。すっきり快晴という日はなさそうに感じます。まあ,途中でわずかな晴れ間もあるかもしれませんが。こういう時期は,機材の点検とカビ対策をしっかりとやりましょう。
 では,その好天の可能性の低いかもしれない2026年6月の超主な(徳島県で見える限定の)星空案内です。
 目玉になりそうな現象はありません。とりあえず日付順に拾っていきましょう。
 下の一覧には記載していませんが,10日の夕方西空にて,金星と木星が接近して見えます。明るい天体同士なだけに,晴れていたら夕空に映える情景まちがいなし。
 そして,16日に水星が東方最大離角を迎えます。東方に太陽から離れるということになるので,西空=>夕方に見やすくなります。高度を調べてみると,薄明終盤で10°弱。おもしろいのは,高度の高い順に,金星→木星→水星と惑星直列が見えるってこと。けっこう楽しめるかもですね。もちろん望遠鏡は必要なく,肉眼で確かめることができます。

 この天体直列の光景は15日頃から20日過ぎまで観察可能です。そして特に18日には三日月も,この整列に参加して何とも賑やかな西空になりそうです。そうそう,よく見てみるとカストルとポルックスも近くに見えていて,けっこうな盛り上がりになってそう。もし晴れ間がありそうなら一見の価値はあるかもしれませんね。
 6月は初夏。その星空を見上げてみると,天頂にはアークトゥルス,西寄り南空にスピカ。東の空引くにアンタレスとさそり座。さそり座は夏の星座の代表的な星座ですが,夏の星座たちの先陣を切って真っ先に見えてきます。6月が見頃の星座です。
 また,天頂から北方向に視線を向けると,北斗七星が西に傾いてきているのがわかるかと思います。春ももう終わっていってますよってことです。季節の移り変わりを星座たちから感じ取る,こういうのこそが風流ってものではないでしょうか。
 梅雨の最中の星空観察,いろいろな味わい方ができそうです。 


☆★2026年6月の主な天文現象

 8日(月)  下弦の月 
 15日(月)  ●新月
 16日(火)  水星が東方最大離角
 21日(日)  夏至
 22日(月)  上弦の月
 30日(火)  ○満月(ストロベリームーン)

☆★2026年6月の惑星
 水星 夕方西空 中旬頃が狙いめ
 金星 夕方西空に -4等 宵の明星 
 火星 夜明け前,東空で1.3等
 木星 観望好期,ふたご座で-1.8等
 土星 夜明け前,0.8等
 天王星 観望不可 
 海王星 夜明け前,東空で7.9等

2026年の超主な天文現象(徳島で見られるもの,見えの良くないものは除外)
 11月24日 プレアデス星団食(月齢15)
 12月14日 ふたご座流星群極大(好条件)

2027年の超々主な天文現象(徳島で見られるもの,見えの良くないものは除外)
 2月20日 火星最接近
 7月29日 プレアデス星団食
 11月15日 プレアデス星団食